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暮らし 2018/08/10

安眠の方法と寝室空間のつくり方とは?

快適な睡眠をつくる寝室づくりとは

健康な毎日をおくる上でとても大切な睡眠。

 

夏場は寝苦しい日がつづき日中にだるさを感じる方も多いのではないでしょうか。なにかとイベントの多い夏、睡眠不足だと楽しめないですよね。

 

最近では睡眠の質を上げるために様々な研究がされ、またその為の商品なども数多く出ています。

 

そんな注目される睡眠の質を上げるための寝室づくりはどうすれば良いのかをお伝えします。

 

 

夏が寝苦しくなるのはなぜ?「安眠」のメカニズム

快適な睡眠とは、どのような状態のことを言うのでしょうか。
最近は熱帯夜が続き暑過ぎて目が覚めたり、汗で濡れた寝具を不快に感じたりすることも多いのではないでしょうか。まずは睡眠のメカニズムについてみてみましょう。

 

睡眠のメカニズム

睡眠のメカニズムはいくつかありますがその中で注目されているのが「体内時計」。

 

朝光を浴びることにより体内時計にスイッチが入り、睡眠ホルモンであるメラトニンを生成するために必要なセロトニンが生成されます。メラトニンは年齢と共に減少するので、老人の眠りが浅くなるのはこのためです。

 

また、睡眠にはレム睡眠(身体は寝ているが脳は起きている浅めの睡眠)とノンレム睡眠(身体も脳も寝ている深めの睡眠)が交互に約90分のペースで繰り返され、このリズムに合わせて起床すると目覚めが良いとされますが、暑さや汗などの寝苦しさなどでノンレム睡眠の時に起きてしまうと、目覚めが悪くなるということが起こります。

 

 睡眠の質の低下がもたらすデメリット

人は脳と身体に休息を与える為に眠ります。睡眠の質が悪いと脳と身体が十分に休まらず、免疫力の低下、集中力の低下、老化などにつながります。睡眠の質をあげるには、昼間セロトニンを十分に生成させること、食生活や、寝室の環境の整備などが大切になります。

 

安眠のための室内設計

寝室の空間を工夫することで快適な睡眠は得られます。ホテルのインテリアは実は良く考えられていて、快適な睡眠に導くよう様々な配慮がされています。

 

 

照明の色と高さ

寝室の照明は天井に蛍光灯のシーリングライトだけ、というかたも多いかもしれません。

しかし、蛍光灯の白い光は昼間の光と近いため、プレ睡眠タイムには適切ではありません。

 

プレ睡眠タイムに適切な光は、夕方の太陽の光の色や高さに近づけることです。
ホテルのベッドルームのように夕日の色に近い暖色系のランプを低い位置のスタンド照明などにすることでリラックス効果も高まり有効です。

 

寝室の色彩

睡眠に入る前の時間をいかにリラックスして過ごすかも、快眠への大切な要素になりますが、寝室の色彩を工夫することも効果的です。

 

色彩心理学においては暖色系の色彩は交感神経を活性化し、寒色系の色彩は副交感神経を活性化すると言われています。

その為、鮮明な赤い壁紙やベッドリネンなどにすると神経が高ぶりリラックスできず、眠りにつきにくくなります。

 

下の写真のようなブルー系やグリーン系とベージュ系の組み合わせは快眠の為のおすすめコーディネートになります。

 

 

安眠のための空気環境とは?

睡眠に適した温度は夏なら25℃前後、冬なら20度前後、湿度は50~60%と言われます。

 

そのために空調設備が不可欠ですが、寝た時に直接身体に風が当たらない様な位置にエアコンを設置するようにしましょう。

 

また輻射式冷暖房はエアコンに比べて、ホコリが舞わず乾燥もしないのでおすすめです。

 

壁材は漆喰などにすることによって、部屋の湿度を調節し余計な菌を抑制してくれます。
またラベンダーなどのアロマを取り入れることも有効です。

 

寝心地の良い寝具は?

ベッドマットレスやベッドリネンなどの寝具選びも快眠へ導く大切な要素になります。

 

夏場汗をかいて湿った寝具による不快は睡眠の妨げになります。

また年齢と共にベッドマットレスが合っていないことで腰痛や睡眠不足になっている方は結構多いようです。

 

 

 

ベッドリネンの選び方

「ベッドリネン」という言葉にも表れるように、シーツやベッドカバーなどはリネン(麻)がおすすめです。

綿や化学繊維などもありますが、リネン(麻)は吸湿性が綿の4倍で発散作用もありので一晩中サラリとした寝心地が得られ、冬は保温効果もある優れた繊維なのです。

 

デメリットとしてはシワになりやすいことですが、その風合いを楽しむ気持ちで取り入れるか、気になる方は綿との混紡を選んでも良いでしょう。

 

 

ベッドマットレスの選び方

 

 種類 特徴
 ポケットコイル  コイルがそれぞれ独立していて身体の形状に合わせて沈む
 ボンネルコイル  コイルが繋がっていて面で支える
 ノンコイル  低・高反発や新素材など

 

お薦めなのは一番高級ですがポケットコイルです。

 

硬さ選びも重要で、大柄で体重が重めの方はハードタイプ、小柄な方はソフトタイプを選ぶと一般的には良いと言われます。

 

 

 

 

以上、快眠をもたらす寝室づくりについてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。
住宅展示場で各ハウスメーカーが提案する寝室を実際に見学して体感してみると良いでしょう。

 

 

監修・情報提供

吉田美帆(一級建築士)

SUNIHA UNIHA 代表
一級建築士/グリーンライフプロデューサー/インテリアコーディネーター/宅地建物取引士/LOHASスタイリスト(NPO法人ローハスクラブ認定/花育インストラクター(NPOフラワーハートセラピスト協会認定)武蔵工業大学建築学科(現東京都市大学)卒業、大手設計事務所にて小学校・保育園等の設計、マンションディベロッパーにて企画等を経て、2010年SUNIHA UNIHA(サニハユニハ)設立。
執筆やセミナー、講演会など幅広く活躍する。
・1996年 武蔵工業大学卒業設計蔵田賞受賞
・2011年 国際森林年間伐材利用コンクール審査員賞受賞。
・2016年 フランス国際映像コンペ(MCSD)受賞

 

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