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住宅のマネーと制度

2018.08.23

住宅ローンの借換えで金利低下、返済期間短縮、返済額削減効果

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住宅金融支援機構が民間住宅ローン利用者のうち、過去1年間に借換えを行った人を対象に実施した『2017年度民間住宅ローン借換の実態調査』の結果を公表しました。

それによると、超低金利時代を反映して、グラフにあるように88.1%の人が借換えによって金利が低下したとしています。なかでも、「0.5%超1.0%低下」したとする人が最も多くなっています。

金利が下がれば、当然ながら返済額は減少します。全体では64.7%の人が毎月返済額が減少したとしていて、「5000円超1万円以下」の減少とする人が26.1%と最も多くなっています。

なかには、「返済額増加」という人が15.2%いますが、これは借換えで金利が下がるのを活かして返済期間を短縮している人が多いからではないでしょうか。実際、全体の72.1%の人が、返済期間が短縮したとしており、「~5年以下短期化」が31.5%、「5年超10年以下短期化」が20.0%、「10年超15年以下短期化」も10.4%に達しています。

これから住宅ローンを利用してマイホームの建設・取得を考えている人は、住宅ローンの借換えで金利低下、返済期間短縮、返済額圧縮などの道があることを頭に入れておきましょう。

著者

山下和之(やました・かずゆき)

新聞・雑誌・単行本の原稿制作、各種講演・メディア出演など広範に活動。主な著書に『よくわかる不動産業界』(日本実業出版社)、『マイホーム購入トクする資金プラントと税金対策』(学研プラス)、『住宅ローン相談ハンドブック』(近代セールス社)などがある。

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