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【最新住情報ニュース 第131回】メガバンクの異常な低金利競争が終焉か

2017/4/9(日)

最新住情報ニュース

メガバンクの異常な低金利競争が終焉か

2017年4月、新年度に入った住宅ローン金利はどうなるのでしょうか――。

まずフラット35をみると、グラフにあるように15年~20年返済、21年~35年返済ともに、3月の金利と変わらず横ばいでした。

住宅ローン金利のもとになる長期金利が、日本銀行のゼロ金利誘導策によって、ほぼ横ばいで推移してきたためです。

しかし、にもかかわらず、民間ローンの指標ともいわれる固定期間選択型の固定期間10年の金利をみると、メガバンクで一斉に引き上げられました。特に、3月までキャンペーンを実施していた三菱東京UFJ銀行は0.50%も上がって、1.05%になりました。みずほ銀行、三井住友銀行はそれほど大幅ではありませんが、0.075%~0.25%の上昇です。

りそな銀行、三井住友信託銀行は3月と変わりませんが、今回のメガバンク3行の動きは、昨年2月のマイナス金利導入以降の住宅ローン金利の大幅な引下げ競争が新年度を期して終了するということなのかもしれません。利益度外視の競争は止めて、正常な状態に戻そうということです。

ですから、この金利引上げが常態化するといった懸念はありません。長期金利が落ち着いている以上、しばらくは住宅ローン金利もこの水準で小幅な動きが続くのではないでしょうか。

フラット35最低・最頻金利の推移 (単位:%)

資料:住宅金融支援機構ホームページ

大手銀行の固定期間選択型10年の金利の推移
2017年1月 2017年2月 2017年3月 2017年4月
みずほ銀行 0.85% 0.825% 0.825% 0.90%
三井住友銀行 0.85% 0.75% 0.80% 1.05%
三菱東京
UFJ銀行
0.65% 0.50% 0.55% 1.05%
りそな銀行 0.90% 0.90% 0.95% 0.95%
三井住友
信託銀行
0.50% 0.50% 0.55% 0.55%

資料:各行ホームページより作成

著者

山下和之(やました・かずゆき)
新聞・雑誌・単行本の原稿制作、各種講演・メディア出演など広範に活動。主な著書に『よくわかる不動産業界』(日本実業出版社)、『マイホーム購入トクする資金プラントと税金対策』(学研プラス)、『住宅ローン相談ハンドブック』(近代セールス社)などがある。
住宅ジャーナリスト・山下和之のよい家選び
『Business Journal』(企業・業界)に記事連載

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