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趣味・生活

2022.08.09

浦和Stories vol.11|ラスタサッカーアカデミー スクールマスター・勝野洋平さんインタビュー

毎回、浦和にゆかりのある方にご登場いただき、エピソードを通じて、上質で新しいものを生み出す「浦和」の街と人の魅力を伝える「浦和Stories」。
今回は、浦和にあるアマチュアサッカーチーム「ラスタサッカーファミリー」の現役選手であり、同アカデミーで子どもたちの指導に当たる勝野洋平さんが、浦和住宅展示場Miraizuでスポーツイベントをされているということでお話を伺いました。『スポーツで子どもたちに笑顔とチカラを』とは?

INDEX

――現在も現役プレーヤーの勝野さんですが、サッカーをやろうと思ったきっかけは何ですか?

勝野さん:きっかけは、父がサッカーをやっていたこともあり、幼い頃に地元のサッカークラブに入りました。もう、物心つく頃には自然とサッカーが自分の生活の一部になっていました。スポーツはほかにもスイミングなどをやってみたのですが、気づけば長くやっていたのはサッカーだけでしたね。
そして、大学卒業後は横河武蔵野FC(東京武蔵野シティFC)や福島ユナイテッドFC(J3)などの各地のクラブチームを経て、現在は浦和で社会人サッカーチーム「ラスタサッカーファミリー」に所属しています。サッカー歴は30年くらいになるのでしょうか。ずっとサッカー一筋でしたから、プロサッカー選手として活躍していた時期は、1年の半分はケガで悩むことも多くありました。

――また、現在は同アカデミーで子どもたちの指導にも当たっているそうですが、トレーニングの一環として「スポーツリズムトレーニング」を取り入れているそうですね。

勝野さん:はい。実はかつて「tonan前橋」で共にプレーをしていた氏家英行さんから、互いにチームを離れた後に「スポーツリズムトレーニング」のことを教えてもらったことがきっかけで、同協会の認定ディフューザーの資格を取りました。

――なぜ、サッカーのトレーニングに取り入れようと思ったのですか? また、取り入れることで子どもたちのトレーニングに変化はありましたか?

勝野さん:『リズムを変える。すべてが変わる。』という同協会のキャッチコピーに惹きつけられました。「リズムを変える」というのが、サッカーにも通ずると思ったんです。リズムに合わせて全身を使い、さまざまなステップで1本のラインを飛び跳ねながらまたいでいくんですが、体に感覚的にリズム感を身につけながら脳も鍛えられるトレーニングは、ほかにはなくて画期的でした。それゆえ、初めは正直ピンときていない子どもたちもいました(笑)

でも、トレーニングの指導で取り入れてからは、ボールタッチやステップが苦手だった子どもにも変化がありましたね。どちらの動作にもリズム感や瞬時に脳を働かせることは大切なので、トレーニングを通じて、サッカー以外の動きやステップも必要だと感じました。

――サッカーというスポーツを通じて、子どもたちに伝えたいことは何ですか?

勝野さん:まず、与えられたトレーニングは100%の力で取り組むこと。苦しい時にこそ、自分に負けない気持ちを養うことは、今後の人生において困難を乗り越える術となります。

また、何よりスポーツは楽しく遊んで体を動かすことが原点です。サッカーのようなチームスポーツは、みんなで取り組んではじめて結果を出せるものです。

それから、練習の厳しさや試合の勝ち負けの喜び、悔しさなどをチームメイトや仲間とともに分かち合うことなども、子どもの心を豊かに成長させます。サッカーを通じて、子どもたちにはこのようなことを伝えていきたいですね。

――今後の展望をお聞かせください。

勝野さん:浦和エリアで生まれ育ち、現在も過ごしている浦和エリアに対して恩返しをしたいですね。地元の子どもたちに対して、サッカーにおけるスクールの活動に注力し、選手育成に取り組むほか、街をきれいにするお手伝いなども当アカデミーの子どもたちと一緒に地域貢献ができればと思っています。

****
最後に、「サッカーとは?」の問いに、「切っても切り離せないパートナー」と笑顔で答えてくれた勝野さん。サッカーを通じて諦めない心を養い、幾重にもあったであろう困難を乗り越えてきたからこそ、見えた景色があった――。勝野さんの笑顔は、そんなことを語っているようでした。

コロナ禍において、子どもたちが外で自由に走り回れる機会が少なくなりましたが、きっと浦和の子どもたちにスポーツを通じて、笑顔とチカラを与えてくれることに違いないでしょう。これからの勝野さんの活躍に期待大です!

取材協力

勝野洋平さん(ラスタサッカーアカデミースクールマスター/JFA公認B級コーチ/スポーツリズムトレーニング協会認定ディフューザー)

さいたま市出身。現在は、アマチュアサッカーチーム「ラスタサッカーファミリー」(※)に現役選手として所属。
ホームタウンである浦和を中心に、チャレンジする情熱を燃やし続け、子どもたちのサッカー指導にも当たっている。

※1992年に浦和地域にて幼少期にから育成された選手たちが、社会人として働きながらフットボーラーとしてチャレンジする環境を与えることを目的に創部
ラスタサッカーアカデミー
https://www.rasuta-academy.com/

写真/織田桂子 取材・文・編集/山口瑠美子(ピースなじかん編集部/ファジー・アド・オフィス)

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