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今どきの住まい・暮らし

2019.11.06

さわやかな夏をインテリアグリーンで迎えて

陽気な太陽の光が差し込む、汗ばむ季節の到来。夏の力強い植物たちは生命力にあふれ、部屋に置くだけでエネルギーをもらえそうです。家族がくつろぐリビングのファブリックを涼しげなリネンやジュートに衣替えしたら、植物も南国調にチェンジ。1枚ずつの葉ぶりが大きく、存在感のあるインテリアグリーンを取り入れて、気分は一気にリゾートムード。外の猛暑を感じさせない、心地いいリビングに変わります。

INDEX

一番のリラックススペースは南国調グリーンで統一

冷たいドリンクをお供に、腰を落ち着けてじっくり小説でも読みたい夏の昼下がり。特等席のソファのまわりをインテリアグリーンでグルッと囲んだら、目にやさしくて居心地のよいリーディングスペースに変わります。夏仕様のファブリックと相性のよいトロピカルでエキゾチックな植物たちを配して、リラックスできる夏の時間を過ごしましょう。

ソファの周囲に置く植物は、高さを100〜150cmのもので統一することがおすすめ。ソファに座っても視界にチラッとグリーンが入る高さに設定することで、ここでの時間がさらに心地良くなります。複数のグリーンを配置するときは、高さをきっちり揃えずに適度な高低差を出し、さらに前後にズラして置くことで、空間にメリハリが生まれます。

幾何学模様が織られた民族調のクッションやラグ、清涼感のあるリネンのシーツなど、リゾート感あるファブリックは南国調のインテリアグリーンと好相性。バナナの葉を思わせるトロピカルなオーガスタや、大きな切れ込みの葉が特徴的なセロームは、そこに在るだけでエキゾチックな雰囲気に。南国っぽい夏のインテリアに植物も統一させることで、風通しのよさを感じさせるさわやかな空間に導きます。

小ぶりなグリーンには台選びがポイント

主張の強いビックサイズのインテリアグリーンを一点置くのも素敵ですが、主役となる家具のまわりに小ぶりなグリーンを点在させるのも魅力的。その場合、床に直置きせずに、スツールを使って高さをあげることで、背の低い植物も目に入りやすい存在に変わります。

背の低い小ぶりなインテリアグリーンは、スツールやイスに乗せることで、見た目もグンと洗練度がアップ。特に、横に葉が広がっていくオーガスタは上にはあまり伸びていかないので、台の上に乗せて目線を上げて飾るのがおすすめ。ファブリックのテイストに合わせてクラフト感のあるスツールや鉢のカバーを選ぶと、さらに統一感がアップします。

南国テイストのインテリアグリーンは数多くありますが、同じ空間に配置するなら、葉の形状がそれぞれ異なるものを選びましょう。縞模様が入った細長い葉が突立つように伸びるサンスベリア、大ぶりでツヤのあるハワイアンテイストなモンステラなど、特長があって個性的な葉を混在させることで、空間が軽快な印象に仕上がります。オブジェのように葉の形状を愛でるのも楽しみのひとつ。

クリアガラスで清涼感をさらに加えて

土着なデザインの鉢に入れたエキゾチックなインテリアグリーンも素敵ですが、夏の花瓶にぜひ取り入れたいのがクリアガラスの存在。みずみずしい葉を活けるだけで、部屋に涼やかさをもたらしてくれます。

夏に出まわるセロームやタニワタリは、切り枝にしてもしっかり長持ちするのが魅力。剪定したあとにクリアガラスに活けることで、空間の清涼感がさらにアップ。小ぶりな葉が愛らしいクチナシはミニサイズのグラスに活けて、明るい光が差し込む窓辺に置けば、美しい光の屈折を描くはず。暑い季節にこそ、静謐な空気をもたらすクリアガラスを上手に取り入れましょう。

スタイリング/大谷優依 撮影/市原慶子 文/仁田ときこ 編集/HugMug編集部

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