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家づくりの雑学

2026.07.17

書斎の広さはどれくらいがいい?畳数別のレイアウトのコツを徹底解説

近年テレワーク需要や、プライベートな時間の見直しなどから、書斎に対する需要が高まっています。注文住宅なら、自分の思いを詰め込んだ書斎を設ける夢も広がることでしょう。

2021年の自宅ワーキングに関する調査では、自分専用のワーキングスペース利用が 35.6%、リビングスペースの利用が 45.2%となっていました。(株式会社LIXIL住宅研究所調べ)

本記事では、書斎の広さはどれくらいがいいか、畳数別のレイアウトのコツなどを解説します。間取りプラン検討の参考にしてください。

INDEX

書斎とは?

書斎とはもともと、蔵書を集めて勉強や調べものをする部屋という位置づけの場所でした。

近年、コロナ禍による在宅ワークの普及から「自宅内に仕事や、時に趣味に集中できる空間が欲しい」というニーズが生まれています。

また、近年のストレス負荷の高い社会を背景に、「自分をリセットしたり、見つめ直したりするプライベートな空間が欲しい」という要望も増えているといえるでしょう。

そこから転じて、充実した自分の時間をサポートしてくれるパーソナルスペースが求められるようになり、注文住宅でも書斎のニーズが高まっています。

以下は、在宅ワークのニーズに対して、どのように住まいを変えたかを調べたデータです。

在宅ワークのニーズに対し、既存の書斎での対応、既存の居室での対応のほか、必要な備品を購入して、リビングなどにワークスペースをつくった方も多かったことが分かります。

2021年 mitaina編集部調べ

書斎を設置するメリット

書斎という専用の作業スペースを設けることで、集中できる環境が確保でき、効率のアップ・生産性のアップが期待できます。

リビングなどの生活音を遮断でき、集中して仕事や家事に入っていけるメリットもあるでしょう。

また、仕事に関連する各種の備品(パソコンや書類など)を作業の都度出したり片付けたりする手間も不要です。

リビングに余計なものが散らかることもなく、スッキリと暮らせることにもなります。

そして、「書斎にいる間は、なにかに集中している」と家族に認識してもらえることで、オンオフの切り替えがしやすくなり、ストレス軽減にもなるでしょう。

さらに、自分だけの空間を持つことの効用も期待できます。自分をリセットする場として機能できれば、そのメリットは大きいといえます。

下記は「自分だけの空間」があったらいいなと思うかを調べたアンケートです。「よく思う」「たまに思う」を合わせて51.6%の方が、あったらいいと考えていることになります。

株式会社NEXER調べ

広さ別の書斎のメリット

どのような書斎が自分に向いているかは、本来それぞれのニーズ次第といえますが、狭い書斎・広い書斎にはそれぞれのメリットがあります。

狭い書斎のメリットは?

小さめの書斎は、無駄なものを置かずに仕事や作業に集中できる空間にしやすいです。

狭い場所のほうが気持ちが落ち着き、作業もはかどるという人も多いでしょう。

また、掃除や片付けに余計な時間をかけることなく、実用的なスペースにしやすいのも、狭い書斎の魅力です。

そして、注文住宅の間取りは前述のようにスペースの制約も多く、一方で実現したい機能がたくさんあります。面積の狭い書斎なら、スムーズにスペースを確保しやすいでしょう。

広い書斎のメリットは?

広い書斎は、収容能力の高さがメリットです。

たくさんの書籍や資料の整理、趣味のものを丁寧にディスプレイしたいなどの方にとって、収納がたくさん可能な点は、大切なポイントとなります。

広い空間を区切って、子どもの宿題スペースのような家族で共有するコワーキングスペースのような使い方もできるでしょう。

ただし、収容能力が高いからといって、物置のように使用頻度の低い雑貨や生活道具の収納兼ねると、集中力を維持するような場所ではなくなってしまうので、要注意です。

広さ別の書斎のレイアウトのポイント

書斎をつくるときに、「自分には何畳あれば足りるのか?」と悩んでしまうことも。この項では、広さ別の書斎における機能や、レイアウトのセオリーをご説明します。

1〜2畳の書斎

1〜2畳のスペースで、机と椅子が置ける場所があれば、充分機能的な書斎をつくることができます。在宅ワークや家事、趣味などの作業に活用できるでしょう。

壁面にデスクとして機能する造作カウンター(奥行きは浅め)と作り付けの棚(目の高さより上くらいにつくる)を準備します。これによって机や本棚のサイズに影響されず、スペースを効率的に活用可能です。

奥行き50〜60cmのデスクスペースで、ノートパソコンと資料を広げることができ、狭くともパーソナルスペースなら、オンライン会議もいつでも気兼ねなく可能でしょう。

コンパクトならではの、集中しやすい空間に仕立てましょう。

3畳の書斎

3畳の広さがあれば、引き出しのあるデスクと、本棚や収納家具を備えることができるようになります。

作業用スペースを確保した上で、保管の場所もできるため、資料や書籍などを扱う作業効率がアップするでしょう。

作業スペースを広く取る工夫として、デスクの奥行きを出すよりもL字型に配置したほうが、パソコン作業と書き物など、マルチタスクの作業も効率よく進められます。

また、3畳あれば用途によってはコワーキングスペースにもできるでしょう。

4畳以上の書斎

4畳以上の広さが可能であれば、さらに自由度の高い書斎空間が構築可能です。

作業台や備品収納、ソファなどを設けたミニオフィスとしての使い方や、読書・趣味を楽しむ部屋としても兼用できます。

ただし、せっかくの書斎なので、贅沢な空間を目指したいところですが、スペースを広く取りすぎると家全体の間取り上、ほかのスペースに影響が出たり、動線が不自然になったりすることも。

どのくらいの広さが必要か、備品や収納物を割り出してシミュレーションし、無駄なスペース使いは避けましょう。

また、将来的に子ども用の部屋や、客間として用途を変更できるような柔軟性を持っておくなど、ライフスタイルの変化も意識しておくのがおすすめです。

より快適な書斎にするための設備やレイアウトのポイント

書斎は、ちょっとしたノウハウや工夫によって、使い勝手に大きな影響があるものです。この項では、配置や収納、配線などの、設備やレイアウトのポイントを解説します。

デスク配置・選び方

デスクの配置は、書斎の居心地に影響します。以下を参考にしてください。

配置方法 特徴(メリット・デメリット)
壁に向かって配置
  • ● 視界が遮られ、集中力が高まる
  • ● 背後に人の気配があると落ち着かない
窓に向かって配置
  • ● 開放感があり手元も明るくなる
  • ● 時間帯によっては逆光で画面が見づらくなる

また、机の高さ、机と椅子の高さの関係は、長時間疲れず、身体に負担をかけない姿勢づくりには重要です。標準的な設定は以下です。

  • ● 一般的な高さは約70cm(身長が低い場合はあと5cmほど下げる)
  • ● 足裏がしっかり床につくこと
  • ● 肩が上がった状態にならないこと

理想的な高さに設定できても、座りっぱなしの弊害は避けることができません。1時間に1回程度は立ち上がり少し身体を動かすなどして、血行を促しましょう。

本棚・書類の整理

書斎に置く本や書類は、知らない間に増えやすいものです。気持ちよく作業できる環境を維持するためには、定期的な整理のほか、「出しやすい保管場所」と「隠す収納場所」の使い分けが必要となります。

たとえば壁面収納には、すぐには使うことのない書類や書籍、見える本棚や出しやすい場所には、よく使う書類やもの、飾りたいものなどをディスプレイするようにしましょう。

本や書類は定期的にチェックのうえ、不要なものは処分する必要があります。

パソコンの周辺機器や細かい工具類などはなるべく扉の中に収納し、視覚的にスッキリした環境を保つようにすると良いです。

コンセントの数・配置

書斎で使用する電気機器は、パソコンやモニターのほか、スマートフォンの充電器、デスクライト、プリンター、小さめの冷蔵庫など、意外に多くのものを使います。

タコ足配線は危険なので、事前にコンセントの数や配置を考えておくようにしましょう。

机の周辺に4〜6口のコンセントを使えるように準備しておけば、延長・増設のタップが不要となり、スッキリとまとまります。さらに充電用のUSBポートを備えておけば、口数が足りなくなることもないでしょう。

また、コンセントは足元よりも、デスクの高さのやや上あたりに設けると、使い勝手が非常に良くなります。

照明

書斎での集中力や快適性のために、照明の工夫も大きく関わります。スペース全体を受け持つ天井のシーリングライトと、手元のためのデスクライトの両方を準備するのが基本です。

柔軟な明かりの調整のためには、調光・調色機能の付いた照明がおすすめでしょう。

在宅ワークの時間は文字が見やすく集中できる昼白色に、就寝前の読書など、リラックスしたいときは温かみのある電球色にするなどの調整ができると便利です。

上記の2つの照明に加えて、間接照明も準備すると、空間全体に奥行きと高級感を演出できます。

また、窓からくる日中の自然光も、うまく活かすようにしましょう。朝の日光で自律神経を整えたり、光線の加減で時間の移ろいを感じたりするなど、健康に良い効果が期待できるでしょう。

まとめ

書斎の広さはどれくらいがいいか、畳数別のレイアウトのコツなどを解説しました。

家づくりで書斎のことを考えるうえで大切なのは、「誰が利用するか」に対する意識でしょう。パーソナルスペースは仕事・家事・趣味と多目的で、1人で集中できる空間のニーズは、家族それぞれが持つものです。

家づくりのことを家族で検討する際には、書斎の広さのほか、ニーズについても話し合ってみましょう。

住宅展示場で「最新のパーソナルスペース事情だけをどんどん見たい」というような場合、アンケート・営業なしのイベントご利用もおすすめです。お気軽にお越しください。

モデルハウス自由見学デイ!|住宅展示場のハウジングステージ

執筆・情報提供

滋野 陽造

保有資格:宅地建物取引士 賃貸不動産経営管理士

早稲田大卒。マスコミ広報宣伝・大手メーカーのWebディレクター・不動産仲介業を経て、ライター業・不動産賃貸業に従事。実務経験をもとに住まいづくり、不動産の売却・購入、暮らしの法令などのジャンルで記事の執筆を行う。

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この記事はハウジングステージ編集部が提供しています。

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