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2019/08/01

ZEH(ゼッチ)とは? お得にZEHを建てる補助金情報


Q ZEH(ゼッチ)ってなんですか。建てるメリットや注意点を教えてください。

今回のポイント

ZEHとは、高断熱化、省エネ、創エネの3つの工夫で、住宅で使うエネルギーの量を差し引き0以下にする住宅のことです。一般の住宅よりも建築費は高くなってしまいますが、その後の光熱費は安くできます。また補助金を利用できる場合があります。なお国が用意するZEH関連の補助金を利用するには、ZEHビルダー/プランナーとして登録されている施工会社などでZEHを建てる必要があります。

INDEX

ZEHとは

ZEH(ゼッチ)とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、住宅で使うエネルギーを実質的にゼロ以下にすることを目指したものです。高断熱化と省エネにより住宅で使うエネルギー量を減らすとともに、太陽光発電システムなどでエネルギーを創ります(図表1)。その結果、「使うエネルギー≦創るエネルギー」になる住宅を目指します。

図表1:ZEHとは

提供元:経済産業省 資源エネルギー庁

具体的な住宅のイメージは図表2のとおりです。窓や壁などの断熱性能を高め、空調や照明、給湯、換気などを高効率なものにします。太陽光発電システムでエネルギーを創るとともに蓄電システムで電気を貯め、HEMS(ホーム・エネルギーマネジメント・システム)で電力量を把握します。
 
 
図表2:ZEHの具体的なイメージ
 

提供元:経済産業省 資源エネルギー庁

 
 

ZEHに関する補助金と注意点

国はZEHを普及させようとしており、補助金を用意しています。環境省の「ZEH化による住宅における低炭素化促進事業」の補助金は図表3のように70万円となっています。蓄電システムを導入する際には加算があります。

図表3:ZEH化による住宅における低酸素化促進事業(環境省)

補助金額 70万円/戸
著伝システムへの加算 2万円/kWh(補助対象経費の1/3まで)

※2019年度は今のところ第三次公募までで、8月9日までとなっています。
 
ZEHの仕様を高め、①さらなる省エネの実現、②再生可能エネルギーの自家消費拡大措置を取る場合には、「ZEH+」として115万円の補助金が利用できます(図表4、5)。公募期間は今のところ9月30日までとなっています。図表3のZEH化による住宅における低炭素化促進事業と違って、蓄電システムへの加算はありませんが、後に挙げる「先進的再エネ熱等導入支援事業」の補助金を併用することによって蓄電システム導入についても補助金を利用できます。
 

図表4:ZEH化による住宅における低酸素化促進事業(環境省)

補助金額 115万円/戸

 
 
図表5:ZEH+の要件

1) ZEHの要件を満たす住宅
2) さらなる省エネの実現(省エネ基準から25%以上の一次エネルギー消費量削減)
3) 以下の再生可能エネルギーの自家消費拡大措置のうち2つ以上を導入すること
1, 外皮性能の更なる強化
2. 高度エネルギーマネジメント(HEMSにより住宅設備の制御が可能であること)
3. 電気自動車(プラグインハイブリッド車を含む)のための充電設備
(発電した電気を電気自動車などに充電できる設備を車庫などに設置すること)

 
 
ZEH+の要件を満たし、さらに、停電時のレジリエンス(危機管理能力)を強化した住宅がZEH+Rです。ZEH+R強化事業の補助金は125万円で、第二次公募期間は7月19日までとなっています(図表6、7)。
 
図表6:ZEH+R(レジリエンス)強化事業(計座産業省)

補助金額 125万円/戸
蓄電システムへの加算 2万円/kWh(補助対象経費の1/3まで、上限30万円)
太陽熱利用
温水システムへの加算
【液体式】17万円/戸
【空気式】60万円/戸

 
図表7:ZEH+Rの要件

1) ZEHの要件を満たす住宅
2) 停電時に以下のいずれかにより、主たる居室で電源を確保できること
・太陽光発電システムのPCS等から取り出す非常用電力を、主たる居室を含む3箇所以上の非常用コンセントに配線する計画
・太陽光発電システムまたは太陽光発電システムにより発電された電力を蓄電する蓄電システムから、住宅内又はその一部に電力供給することが可能な計画
3) 「蓄電システム(創蓄連携で蓄電容量4kWh以上のものに限る)」または「自立制御電源を確保した太陽熱利用温水システム」のいずれか、または両方を導入すること

 
なお、これらの補助金を使うにはZEHビルダー/プランナーとして登録されている施工会社(ハウスメーカーなど)で住宅を建てる必要がある、という点には注意してください。住宅展示場に出展しているハウスメーカーの多くはZEHビルダーとして登録されています。

図表3「ZEH化による住宅における低炭素化促進事業」、もしくは図表4「ZEH+実証事業」の補助金を利用する場合、合わせて「先進的再エネ熱等導入支援事業」の補助金を利用できます(図表8)。第二次公募期間は8月10日までとなっています。

図表8:先進的再エネ熱等導入支援事業

直交集成板(CLT) 90万円/戸
PVTシステム 【液体式】65万円/戸 もしくは80万戸
【空気式】90万円/戸
液体集熱式太陽熱利用システム 12万円/戸 もしくは、15万戸
蓄電システム※ZEH+実証事業において蓄電システムを導入する場合 2万円/kWh (補助対象経費の1/3まで、上限20万円)

なお、消費税10%の住宅を購入する場合、次世代住宅ポイントが使え、最大35万円相当のポイントが受け取れます。しかしこの次世代住宅ポイントとZEHに関する補助金は併用ができません。ZEH補助金の利用期限が間に合わない場合や、ZEH以外の住宅を建てる場合には、次世代住宅ポイントの利用を検討するとよいでしょう。また次に挙げるような自治体の補助金も利用できる場合があります。

 

ZEHに関連する自治体での補助金

ZEHに関連して、自治体の補助金を利用できる場合があります。たとえば、所沢市では「所沢市スマートハウス化推進補助金」が用意されています(図表9)。ZEHについては最大30万円の補助金があります。ZEHの仕様を満たさない場合でも、各設備の導入に対し補助金が用意されています。

種類 補助金額 上限額 事前申請
ZEH 2,500/m 30万円
低炭素建築物 2,000/m 24万円
太陽光発電システム
(HEMと併用するもの)
太陽光発電システム:2万円/kW
HEMS:一律2万円
10万円
ソーラーシステム(強制循環式) 2万円/平方メートル 12万円
エネファーム(燃料電池) 12万円(一律)
リチウムイオン電池 2万円/kWh 16万円
V2H(ピークル・トゥ・ホーム)システム 5万円(一律)
電気自動車、プラグインハイブリッド車 10万円(一律)
燃料電池自動車 50万円(一律)
高断熱浴槽 10万円/基 種類
バイオマスストーブ(ペレット・薪) 補助対象経費の10分の1 5万円 必要
雨水貯留槽 7,500円(一律)
節水型トイレ 3万円/基 6万円

※所沢市のホームページを参考に作成。
※上記の他にエコリフォームに関する補助金も定められている。

補助期間は2020年3月10日までとなっており、この間に対象機器の設置などを行う必要があります。
さいたま市でも図表10のような設備・機器に対して補助金が用意されています。省エネ対策の工事完了日が2020年3月15日までのものが対象となっています。

省エネの種類 補助金額
太陽光発電設備 4kW未満3万円、4kW以上5万円
太陽熱利用システム(自動循環型) 3万円
太陽熱利用システム(強制循環型) 5万円
太陽光採光システム 5万円
家庭用燃料電池
(エネファーム)
4万円
家庭用蓄電池 2万円/1kW(上限10万円)
V2H(ピークル・トゥ・ホーム)システム 5万円
地中熱利用システム 30万円
HEMS 1万円

※さいたま市のホームページを参考に作成。
※上記の他に既存住宅の屋根に対する、高遮熱塗装に関する補助金も定められている。

ZEHに関する補助金が期限の関係で利用できない場合や、ZEHの仕様を満たさない住宅を建てる場合には、自治体の補助金に使えるものがないかも確認してみるようにしましょう。
今回はZEHに関連した補助金をご紹介してきました。ZEHに興味がある方や、補助金について知りたい方は、住宅展示場でハウスメーカーにも確認してみるとよいでしょう。

※2019年7月20日時点の情報を基にしています。

監修・情報提供

井上光章(ファイナンシャルプランナーCFP®)

監修・情報提供:株式会社FPアルトゥル 代表取締役
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