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子育て

2020.09.24

子どもとともに成長する我が家 四角い収納箱でスッキリ空間を実現

5歳と2歳の男児の父親である坂上洋一さんは、出版社に勤務後、株式会社エバーセンスが手がける妊娠アプリ「ninaru」や育児アプリ「ninaru baby」の編集長(事業責任者)として働いています。紆余曲折を経て5年前に建てたご自宅は、北側にある竹林を借景とした2階のLDK+和室を生活の中心に考えた一戸建てです。2回目となる今回は、子どもの成長とともに増え続ける物の収納術についてうかがいしました。

INDEX

四角い箱をたくさん作って足りない収納を補う

我が家は、主寝室のウォークインクローゼットやキッチンのパントリー、和室の床下収納のほか、3畳分のロフトを収納スペースとして活用しています。でも、僕ら夫婦が持っている洋服や本などに加えて、生まれてくる子どもの洋服やおもちゃの量を考えると、当初から収納は足りなくなるだろうなと予想はしていました。

案の定、家の完成後に生まれた長男とその3年後に誕生した次男の洋服やおもちゃなどが日に日に増えている今、収納はギリギリの状態。これから子どもたちが進学したら、収納スペースはもっと必要になるでしょう。

※写真はイメージです。

そこで、僕はサイズの異なる四角い箱を”収納箱”として活用することにしました。これも前職の出版社で携わった住宅雑誌の取材からヒントを得たものです。この収納箱のよい点は、簡単に持ち運びができること。そして、収納する物やカテゴリー、使い勝手に合わせて、パズルのように積み立てたり、組み合わせたりできることです。

箱は既存のワインケースなどを利用することもありますが、材料を用意して一から作ることもあります。僕はそれほど器用ではないけれど、この家に越してから階段脇の本棚やパントリー内の収納棚なども手作りしてきました。DIYは慣れるまでは手間がかかりますが、市販の物を買って置くよりも細かなサイズ調整ができるので、使い勝手は格段によくなります。多少ネジが出ていても、自分の家で使う物なのでまったく気にしません。

収納箱づくりは基本的に子どもたちとの共同作業です。
僕は、子どもには小さなうちからいろいろな機会を与えたいと思っているので、5歳の息子にも電動ドリルを握らせます。妻は少し心配しているようですが、すぐ近くで見ているので心配無用。ただ、最初は面白がって参加する子どもたちも、次第に電動ドリルの重さに耐えきれなくなって、最後は飽きるというのがいつもパターンです。

子どもたちの成長に合わせて変化していく収納箱

できあがった収納箱には、子どもたちのおもちゃや絵本を入れたり、箱のサイズにあったバスケットを引き出し代わりにして衣類などを収納したりしています。息子たちはまだ5歳と2歳なので、今のところは収納箱も共有ですが、いずれはそれぞれに分けてもいいのかなと思います。そのときは自分の好きな色を塗ったり、扉を付けたり、いくつか組み合わせて大きな収納家具にしてもいいですね。子どもたちが自分で考えてどんな風に使っていくのか、そのときを僕は密かに楽しみにしています。

最近、この収納箱をいくつか子ども部屋に移動しました。子ども部屋といっても机もベッドも作り付け収納などもなく、がらんとした大きな部屋なのですが、収納箱を置いただけで子ども部屋らしさが少し出てきたように感じています。

この家に越してDIYするようになって道具類もかなり充実してきました。僕の次の課題は庭のウッドデッキづくりです。かなり大がかりになると思うので、そのときはまた息子たちにも手伝ってもらって楽しみながら作りたいと思います。

子どもの成長に合わせて物が増えていくのは、どのご家庭でもかならず起こること。坂上家では、四角い箱を用いることで限りある収納を補ってきましたが、それは子どもたちとのコミュニケーションを育むとともに、成長を楽しむことにもつながっているようです。

住宅展示場にはさまざまな工夫を凝らした収納術が施されています。これからの住まいづくりの参考になる収納術を住宅展示場で体感してみてください。

執筆・情報提供

坂上 洋一(株式会社エバーセンス ninaru事業部長 妊娠アプリ「ninaru」、育児アプリ「ninaru baby」事業責任者)

出版社に10年以上勤めた後、株式会社エバーセンスに転職。現在は、妊娠から育児期のママやパパに寄り添うサービスを展開する「ninaru」シリーズの事業責任者として、子育て関連の事業を手がける。自身も2人の男の子の父であり、数年前に一戸建てを購入している。

執筆:石倉 夏枝(編集・ライター)
住宅関連企業に従事したのち、2008年に出版社へ入社し、雑誌編集に携わる。住宅・インテリア、働き方・オフィス、ものづくり、ペットの猫など、さまざまなジャンルの媒体を手がけ、2019年に独立。現在はフリーランスの編集・ライターとして活動中。

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この記事はネクスト・アイズ(株)が提供しています。

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