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住宅のマネーと制度

2018.07.05

首都圏では一戸建ての基礎は「べた基礎」が95.3%に

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首都圏では一戸建ての基礎は「べた基礎」が95.3%に

住宅金融支援機構ではフラット35を利用して建てられて一戸建てのうち、木造軸組の在来工法の住宅について、その仕様を調査しています。近年は5年に1度実施される大規模な調査で、一戸建ての構造から各種設備まで広範に調査されているので、これから一戸建ての建設・購入を考えている人にとっては、興味深い内容だと思います。ここでは、ごくごく一部しか紹介できないので、ぜひ下記のアドレスから詳細をご覧ください。

たとえば、下のグラフでは基礎の構造がどう変わってきたかを示しています。基礎には、1階の壁下だけコンクリートを張る「布基礎」と、底板全体がコンクリートになっている「べた基礎」があります。「べた基礎」のほうが強固であるのはいうまでもありませんが、コストが高くなるため、1990年代までは「布基礎」が主流でした。それが、近年では「べた基礎」が90%以上を占めるようになっています。特に首都圏では「べた基礎」の割合が95.3%に達しているほどです。

これから家を建てるのではあれば、全面にコンクリートを敷き詰める「べた基礎」が当たり前――そう考えておいたほうがいいでしょう。

▼基礎の構造

著者

山下和之(やました・かずゆき)

新聞・雑誌・単行本の原稿制作、各種講演・メディア出演など広範に活動。主な著書に『よくわかる不動産業界』(日本実業出版社)、『マイホーム購入トクする資金プラントと税金対策』(学研プラス)、『住宅ローン相談ハンドブック』(近代セールス社)などがある。

山下和之の良い家選び
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