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家づくりの雑学

2020.03.26

今はやりのインテリアスタイルのトレンド、ミックススタイルとは?

これまでに様々なインテリアテイストをご紹介しましたが、今回はそれらのテイストをミックスしたスタイルをご紹介します。以前はファッションもインテリアもその年ごとにトレンドがあり、同じトレンドを追いかける風潮がありました。昨今ではそれぞれの価値観、ライフスタイルの多様化によって「皆と同じ」ではなく、それぞれの好みを上手くミックスさせる『ミックススタイル』が主流になりつつあります。究極的には、ご自身オリジナルの「○○スタイル」というものに行きつきますが、そんなトレンド感を取り入れた「ミックススタイル」についてご紹介します。

INDEX

民芸品や骨董を取り入れたBOHOスタイル

BOHOスタイル

〈写真A〉

BOHO(ボ―ホー)スタイルとは、ボヘミアンとSOHO(ソーホー)を掛け合わせた造語で、民族的なボヘミアンに、米国ニューヨークのSOHO(ソーホー)地区のような都会的なスタイルをミックスさせたものです。キリムやベニワレンなどの民族的なラグや、マクラメなどの紐を結ぶことで模様をつくる壁飾り、その他、民芸調の骨董小物などを取り入れてつくります。

実際に、マクラメの壁掛けやベニワレン風ラグ、民芸品のようなペンダント照明などを取り入れることで、写真Aのようなボヘミアンと都会を掛け合わせたBOHOスタイルができあがります。

ハンギング植物でつくるボタニカル×ナチュラル

ボタニカル×ナチュラル

〈写真B〉

天井に下地を入れてS字フックを取り付けたり、バーを取り付けていくつかの植物を吊るしたものをハンギング植物といいます。そのハンギング植物や大型の観葉植物を数種類おく事で、ボタニカルテイスト*をつくることができます。ベースは、シンプルで応用しやすいナチュラルテイストを取り入れ、飽きのこない柔らかい雰囲気となります。

※自然のなかにある草花をモチーフにしたものを言う。

写真Bのようにハンギング植物を取り入れ、ボタニカルな雰囲気を演出し、小物を植物に合わせてグリーンのグラデーションにするとナチュラルな統一感が生まれます。

アート×個性的家具でつくるコンテンポラリーエレガント

コンテンポラリーエレガント

〈写真C〉

コンテンポラリーとエレガントのミックススタイルは、個性的な中に落ち着きのある大人な空間を演出してくれます。
コンテンポラリーとは、「同時代的な、現代的な」と言う意味で、「トレンド感を取り入れた」スタイルを指します。また現代アートを意味する「コンテンポラリーアート」の様なインテリアも多く使われます。それに真鍮(しんちゅう)などの艶感をおさえたゴールド色をポイントとして入れることで、上品で洗練されたという意味のエレガントな要素の入ったミックススタイルとなります。

たとえば、写真Cの様にスツールや鉢、コーヒーテーブルなどに真鍮(しんちゅう)を使うことで、空間のアクセントとして役立ちます。全体を真鍮にすると派手な印象を与えてしまいがちですが、アクセント程度に組み入れることで、落ち着きある大人な空間になります。

ミックステイストは、それぞれの割合に注意しましょう。まずメインのテイストを決めて、それに1~2割ほど別の要素をプラスするとコーディネートしやすくなります。また、ミックスするテイストを2種類までにしておくこともお勧めします。

実際に展示場でも様々なミックステイストの実例が見られますので、ぜひ体感してイメージを膨らませてみてください。

監修・情報提供

吉田美帆(一級建築士)

SUNIHA UNIHA 代表 吉田美帆
一級建築士/グリーンライフプロデューサー/インテリアコーディネーター/宅地建物取引士/LOHASスタイリスト(NPO法人ローハスクラブ認定/花育インストラクター(NPOフラワーハートセラピスト協会認定)武蔵工業大学建築学科(現東京都市大学)卒業、大手設計事務所にて小学校・保育園等の設計、マンションディベロッパーにて企画等を経て、2010年SUNIHA UNIHA(サニハユニハ)設立。
執筆やセミナー、講演会など幅広く活躍する。
・1996年 武蔵工業大学卒業設計蔵田賞受賞
・2011年 国際森林年間伐材利用コンクール審査員賞受賞。
・2016年 フランス国際映像コンペ(MCSD)受賞

Ⓒ2020 Next Eyes.co.Ltd

この記事はネクスト・アイズ(株)が提供しています。

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