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2020/08/14

子どもとともに成長する我が家 子どものために考える住まい

編集者として出版社で活躍後、現職の妊娠アプリ「ninaru」や育児アプリ「ninaru baby」の編集長(事業責任者)として多忙を極める株式会社エバーセンスの坂上洋一さん。プライベートでは、5年前に建てた一戸建てに奥さま、2人の息子さんとにぎやかに暮らしています。今回は坂上さんの住まいづくりからお子さんたちとの暮らしを3回にわたってご紹介していきます。初回は注文住宅で家を建てるに至った経緯から、子育てに役立つ間取りについてうかがいました。

INDEX

中古マンションから建売と、あらゆる物件を検討。

※写真はイメージです。

僕ら夫婦が住まいづくりを始めたのは、今から6年ほど前。当時はそれほど家に思い入れもなかったので、価格が手頃な中古マンションを買おうと計画していました。ところが、いくつか物件を見ていくうちに、購入価格のほかに駐車場代や修繕費など維持費が結構かかることがわかり、これなら賃貸と変わらないと思うようになったのです。

そこで、中古でもマンションではなく、一戸建てを購入してリフォームしようと計画を変更したのですが、これもまた思ったようには進まない。まず希望のエリアに物件が少なく、やっと見つかって駐車スペースが敷地内になかったり、物件そのものが古すぎたりと、ことごとく条件に合う家が見つかりませんでした。

そんなことがしばらく続き、次第に気持ちは「新築」へと傾いていきました。ただ、自分たちの希望を叶えられる「注文住宅」は高いと思い込んでいて、最初は建売住宅を探すことに。でも、どの家も大きさや間取りがほぼ同じで、正直、これはつまらないなと思ったのです。

物件探しの途中で妊娠が発覚! とりあえず、子ども部屋は確保。

当時、僕は前職の出版社で住宅雑誌を担当していた頃で、それこそ取材でいろいろな家を見る機会がありました。一般的には悪条件といわれる敷地のデメリットを逆手にとって工夫を凝らした家や、「庭といったら南側」というような既成概念を大いに覆す居心地のよい家をたくさん拝見しました。実際に住んでいる方にも話をお聞きして、「やっぱり自分たちが望む家に住みたい」と思うようになったのです。ちょうどそのときに自由設計を得意とする住宅会社と出合い、上手にコスト配分すれば僕らでも注文住宅が建てられることもわかりました。

そして、土地も決まり、ようやく僕らの家づくりがスタートしたのです。

※写真はイメージです。

最初の中古マンション探しから、土地と住宅会社が決まるまでの期間は1年弱です。その間に妻の妊娠が分かったのですが、まだ子ども部屋に対して具体的なイメージはなくて、とりあえず、10畳の個室を用意しました。これから先、2人目が産まれたときはまた考えればいいかと、かなりざっくりした感じでした。

僕らが選んだ土地は、一般的には決して条件がよいとはいえない旗竿地(変形地)です。なぜ、その土地を選んだかというと、カーテンを付けなくても暮らせそうな場所だったからです。僕ら夫婦は田舎で育ったこともあって、窓を開けたら隣家が丸見えという家が嫌で、なるべく周囲の視線が気にならない場所を探していました。

この土地は南に隣家があるのですが、北は竹の生い茂った裏山があるだけ。その竹林側に窓やバルコニーを設ければ、周囲の視線を気にせずに暮らせると思ったのです。好物件の常套句ともいえる「南向き・日当たり良好」の家ではないけれど、僕らにとっては望み通りの家が建てられる土地でした。

間取りは、1階に主寝室とウォークインクローゼット、いずれ子ども部屋となる10畳の個室、水まわりがあり、2階にはLDKと3畳の和室、6畳ほどのバルコニーがあります。

最近、道から見える窓のひとつにロールスクリーンを付けましたが、それ以外は引っ越しのときから変わらずにカーテンなしの生活を送っています。

LDKの隣の和室3畳が子育てに大活躍。

僕は、家族そろって豊かな時間を過ごせる家にしたいと思っていました。というのも、子どもたちはいずれ家を出て行きます。息子たちが家を必要とするのは、せいぜい小学生くらいまででしょう。その限られた時間を子どもたちと豊かに楽しく過ごせる家にしたいと考えたのです。そのために2階のLDKはできる限り広い空間にして、隣に3畳の和室を設けました。3畳と聞くと「狭い」と思うかもしれませんが、住宅雑誌の取材でただ広いだけの和室は意外と使いづらく、ムダなスペースになりやすいことも知っていましたし、何より、僕らの生活スタイルには3畳の広さがベストだと思ったのです。

結果、住み始めてこの3畳の和室が本当に使い勝手がよくて、便利だということを実感しています。

子どもがまだ赤ちゃんの頃はおむつ替えや昼寝に和室は最適でした。畳はフローリングの床のように硬くもないし、LDKとの仕切りのロールスクリーンを開けておけば、子どもたちを遊ばせていても目が行き届きます。家族や友人たちが集まったときは手荷物も置けるし、急な来客のときはロールスクリーンで目隠しすれば一時的な収納スペースとしても使えます。

さらに、この和室はLDKの床と少し段差を設けた小上がりにしているので、畳の下に子どもたちの衣類を収納できるスペースが作れるほか、壁付けのカウンターには掘りごたつのように足を入れて座ることができます。今、このカウンターは夫婦の仕事用デスクとして使っていますが、いずれ子どもたちが学校に通うようになったら、共有の勉強デスクになればいいなと思っています。

*坂上さんのように、実際の住まいをいくつも見ることで、ご自身のライフスタイルを明確にイメージできるようになるようです。そしてそこからより具体的な要望を導き出すことができます。

住宅展示場にはさまざまなライフスタイルを想定した間取りがたくさんあります。ぜひ、お近くの住宅展示場で住まいづくりのヒントを見つけてみてください。

執筆・情報提供

坂上 洋一(株式会社エバーセンス ninaru事業部長 妊娠アプリ「ninaru」、育児アプリ「ninaru baby」事業責任者)

出版社に10年以上勤めた後、株式会社エバーセンスに転職。現在は、妊娠から育児期のママやパパに寄り添うサービスを展開する「ninaru」シリーズの事業責任者として、子育て関連の事業を手がける。自身も2人の男の子の父であり、数年前に一戸建てを購入している。

執筆:石倉 夏枝(編集・ライター)
住宅関連企業に従事したのち、2008年に出版社へ入社し、雑誌編集に携わる。住宅・インテリア、働き方・オフィス、ものづくり、ペットの猫など、さまざまなジャンルの媒体を手がけ、2019年に独立。現在はフリーランスの編集・ライターとして活動中。
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