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今どきの住まい・暮らし

2021.11.16

浦和Stories vol.7|「DANCE STUDIO W.U.STAR」筒井光軌さん・かおりさんインタビュー

「浦和住宅展示場Miraizu」が発信するライフ・ストーリー「浦和Stories」。
浦和にゆかりのある方のエピソードを通じて、上質で新しいものを生み出す「浦和」の街や人の魅力にふれます。

先の東京五輪の開会式で披露された「ピトグラム・パフォーマンス」。ピトグラムを演じたパフォーマーが、ダンサブルに動く姿は、世界中で注目を集めました。そして、次の2024年のパリ五輪では、新競技として「Breaking」(ブレイクダンス)が加わるなど、リズムダンスへの注目度は高まっています。 

また、ダンスの要ともいえるリズム感は、鍛えることで子どもの成長にもさまざまなメリットがあるのだそう。

そこで今回は、さいたま市浦和区在住で「スポーツリズムトレーニング」の普及に努める「DANCE STUDIO W.U.STAR」の筒井光軌さん・かおりさん夫妻に、リズムダンスや子育てについてお話を伺いました。

INDEX

さまざまな面で好影響を与える「スポーツリズムトレーニング」とは?

―「スポーツリズムトレーニング」を始めたきっかけは何ですか?

光軌さん: 大学まで10年間サッカーをやっていましたが、大学に入る頃にストリートダンスも始めるようになりました。そして、卒業後はダンサーの道を進むことになり、今に至ります。

「スポーツリズムトレーニング」との出合いは、4年前にさかのぼります。たまたまTVで紹介されているのを観たことがきっかけでした。

「スポーツリズムトレーニング」は、美作大学准教授の津田氏をはじめ、プロダンサーなどを中心に研究されたエビデンスに基づく日本発祥のトレーニング法です。スポーツとダンスを融合した“ハイブリッド・トレーニング”は、かつてない革新的なものでした。

スポーツリズムトレーニング協会は2015年に設立され、以来、同トレーニング法の開発や普及に努めています。私が出合った当時はまだ草創期でしたが、その鍛錬法に新しい可能性を感じ、もっと多くの人たちに知ってもらいたいと思いから、同協会認定のインストラクターの資格を取得しました。

―幼少期からリズム感を鍛えるといい理由は?

かおりさん: 大人は頭で考えることが先行してしまいます。ですから、幼い頃から音に親しんで、リズムに乗れるようになっておけば、「リズム感がないから踊れない」というような不安は払拭できると思います。ほかにも、集中力の向上や情緒を豊かにします。リズム感を鍛えることは、心身ともに子どもの成長にとってさまざまなメリットがあります。

―子どもの成長にもメリットがいっぱいの「リズムジャンプ」について教えてください。

光軌さん:「リズムジャンプ」とは、 「スポーツリズムトレーニング」のトレーニング法のひとつで、音楽に合わせてジャンプしながらラインをまたぐ動作でリズム感を鍛えるものです。

このトレーニングでは、ダンスを踊れるようになるだけでなく、情緒や感性も育まれます。また、リズムに乗りながら、さまざまな動作を一度に行なうことで「脳トレ」にもなるから、幼少期から始めるのがおすすめです。
それから、スポーツなどの運動を始める前に取り入れれば、運動パフォーマンスが向上した状態でスタートできますよ。

仕事と育児。忙しい毎日をイキイキと過ごす筒井家の笑顔の秘訣

―お二人とも講師やダンサーとして、また、二人の男の子の親として、仕事に育児に忙しい毎日を送られていると思います。家庭では、それぞれどのように役割分担をされていますか?

光軌さん: 僕の担当はごみ捨てですね(笑)。かっちりと担当を決めているわけではありませんが、そのほかは、基本的に妻がやってくれています。

かおりさん: そうですね。子どもも6歳と1歳でまだ小さいので、毎日目まぐるしい日々を送っていますが、そんななかでも、ON・OFFをしっかり使い分けるようにしています。つかの間のOFFタイムは、一切シャットアウトして「無」の状態になります(笑)。それからウィンドウショッピングをしたり、自分へのごほうびとしておいしいものを食べたり。こうしたOFFタイムでリフレッシュできるのも、夫の協力があってこそです。

―育児においては、どのようなことを心がけていますか?

光軌さん: 僕は子どもに対しては基本的に見守る姿勢を取り、あまり口を多く出さないですね。たとえば家族の間でけんかをしたとしても、中立の立場で双方の言い分を聞き、それぞれにきちんと向き合って言い聞かせます。

かおりさん: 私は「親だから」「子どもだから」という感覚はなく、子どもに対してもひとりの人間として対等に接しています。だから、いつも正直な気持ちをぶつけ合うので、けんかもしばしば(笑)。でも、そうした気持ちが伝わるのか、子どもはちゃんと理解してくれます。そして、最後はお互いに謝って仲直り。こうしたやり取りが実は大切なのかなと思っています。

―浦和エリアは筒井さんたちにとってどんな街ですか?

かおりさん: 私は生まれも育ちも浦和区で、現在も浦和区在住です。この街は、交通の利便性の良さやスポーツがさかんで、教育にも力を入れているところなど、特に子育てファミリーには暮らしやすい環境が整っていると感じています。

「スポーツリズムトレーニング」の普及に向けた今後の展望

―最後に、今後はどのような活動をしていきたいですか?

光軌さん: 「スポーツリズムトレーニング」の「リズムジャンプ」は、小さな子どもから大人まで、誰でも気軽に取り入れられるトレーニングです。まずは、より多くの人たちに知ってもらうために、いろいろな形で誰でも楽しくチャレンジできる環境を提供していきたいですね。

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互いに素直な気持ちを伝えること、そして尊重し合うことが、筒井家の笑顔の秘訣。
お話を伺うなかで、シンプルだけどとても大切なことだと、改めて気づかされました。

そして、そんな筒井さんたちの「スポーツリズムトレーニング」の活動は、やがて笑顔が繋がる輪となり広がっていくことでしょう。

PROFILE

筒井光軌さん・かおりさん

【筒井光軌さん(右)】
「DANCE STUDIO W.U.STAR」のオーナー、(一社)「スポーツリズムトレーニング協会」スポーツリズムトレーニング・リズムステップ認定インストラクター。また、プロダンサー、振付師、演出家としても活動するほか、(一社)「ミニフットボール協会」8人制サッカー指導者2級の資格も持つ。

【筒井かおりさん(左)】
「スポーツリズムトレーニング協会」認定アドバンスドディフューザー。
また、プロダンサーや振付師としての活動のほか、「日本ストレッチング協会」認定ストレッチングトレーナーセルフの資格を持つ。
「DANCE STUDIO W.U.STAR」をはじめ、教育施設や支援施設、スポーツ団体などで「スポーツリズムトレーニング」の指導にあたり、普及に努める。

オフィシャルサイト www.wustar-dance.com/

写真/織田桂子 取材・文・編集/山口瑠美子(ピースなじかん編集部/ファジー・アド・オフィス)

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