Find your new style!

アルバム

TOPICS

トピックス記事

ローン以外の借入と返済履歴は要注意 住宅ローンの審査に落ちるのはどんな人?

住宅ローンの審査について、「問題なく通るのか」、「希望額借りられるのか」など不安に思う人は多いです。
今回は住宅ローンの審査に関しての注意点や、審査に落ちてしまう人はどんな人なのかを解説します。

●住宅ローンの審査で注意すべきポイント
●借入を隠す人、個人信用情報に問題ある人が落ちやすい

INDEX

【1】住宅ローンの審査で注意すべき3つのポイント

住宅ローンの審査は事前審査(仮審査)と本審査の二段階で行なわれることが多いです。事前審査(仮審査)では、簡易的な審査が行なわれ、「年収と借入額のバランス」と「個人信用情報」のみチェックし、1日から数日で結果が出るのが一般的です(例外もあります)。本審査ではローンを借りる人について、物件について、たくさんの項目について細かく審査が行なわれます。ここでは審査項目の中で特に注意しておきたいポイントを解説します。

①年収と借入のバランス

住宅ローンをいくらまで借りられるのか、は「年収と借入のバランス」で判断されます。「住宅ローンの年間返済額÷年収」(「返済負担率」といいます)が規定の範囲内(たとえば35%以内)か、という計算が行なわれます。たとえば住宅ローン4000万円、35年返済、金利3%で借りるとして、毎月返済額は153940円、年間返済額は約185万円です(元利均等返済)。年収を600万円とすれば185万円÷600万円=約31%となります。返済負担率が35%以内ならOKという金融機関なら、この人の「年収と借入のバランス」は問題なし、と判断されるでしょう。
なお2021年12月現在、住宅ローンの金利は変動金利で0.5%前後。上の例では3%で計算していますが、これは「実際の金利」と「審査で使われる金利」は異なっている金融機関がほとんどだからです。審査金利は3%や3.25%といったように実際の金利よりも高い金利で計算されるのが一般的です。

②車のローン、カードローンなどの借入

①では「住宅ローンの年間返済額÷年収」と書きましたが、「住宅ローンの年間返済額」については厳密には、住宅ローン以外の借入の年間返済額も加わります。たとえば、車のローンやカードローンの返済、クレジットカードのリボ払いがある場合、その分借りることができる金額はマイナスされるということです。それらの返済が毎月2万円ある場合、図表1の例では借入可能額が約500万円減ることになります。

図表1:車のローンなどが住宅ローンの借入可能額に与える影響
年収600万円、35年返済、審査金利3%、返済負担率35%とした場合の例

その他に借入が
ない場合
毎月1万円
返済している借入が
ある場合
毎月2万円
返済している借入が
ある場合
約 4540万円 約 4280万円 約 4020万円

※借入可能額の計算は1つの例で、金融機関によっては異なる場合もあります。

③個人信用情報

個人信用情報というのは、車のローンやカードローンなどの返済履歴に関する情報などのことです。いわゆる「ブラック」状態だと住宅ローンを借りることはできません。ブラックまで行かなくても、延滞が数回あるだけでも審査ではマイナスになります。具体的な規定は公開されていませんが、たとえば、直近1年に延滞が2回以上あるとダメとか、直近6カ月に延滞が1回でもあるとダメ、といったような感じです。住宅ローンを検討している人は特に延滞には気をつけるようにしましょう。

【2】ほかの借入は?信用情報は?審査に落ちる人の傾向

住宅ローンの審査項目のうち、年収などは自分でも意識している人が多いですが、カードローンなどの借入や個人信用情報に関しては甘く考えている人も見られます。住宅ローンに落ちる人の典型的な例として以下2つの例を挙げます。

①申し出ていない借入があった

Aさんはハウスメーカーとの面談では「借入は自動車のローンのみ」と話していました。自動車ローンがあっても年収と借入のバランスとして問題なさそうなので審査に申し込みをしたところ、審査NGの連絡。どうやら自動車ローン以外にもクレジットカードのキャッシングやカードローンがいくつかあったようですが、それを隠していたのです。どんな借入があるかは、金融機関は調査し分かってしまいます。ハウスメーカーとの面談時に正しく申し出ることが大切です。
なお、借入の中には家族に秘密にしているものがある、という人もいます。家族そろっての面談では言いにくいですが、ハウスメーカーの担当者に個別に連絡をするなどして、対策を考えたいところです。

②延滞しているという認識がなかった

Bさんはクレジットカードの毎月の支払いをしておらず、カード会社から連絡が来てから支払う、ということを毎月行ってきました。「カード会社からの連絡が来てすぐに支払っていたので延滞ではないと思っていた」とのことですが、実際は延滞が続いている人、ということで審査は厳しくなります。

今回は住宅ローンの審査についてまとめました。ハウスメーカーには提宅ローンが用意されていることが多く、審査は楽に進めることができますが、それでも審査に必要な書類を揃えるのは手間がかかります。正しい情報を伝えないとせっかく必要書類を準備しても、審査に落ちてしまい、準備がムダになる可能性があります。ハウスメーカーとの面談時に年収や借入の情報などを伝えるのは抵抗があるかもしれませんが、審査のことを考えると正しい情報を伝えておくことが大切です。審査に不安を感じる人は特に、早めにハウスメーカーやその提携銀行に相談してみましょう。

※2021年12月1日時点の情報を基にしています

監修・情報提供

井上光章(ファイナンシャルプランナーCFP®)

アルトゥルFP事務所
独立系FPとして、住宅購入時の資金計画や住宅ローンのコンサルティングを行なう。
注文住宅を建てる人向けの住宅ローンコンサルティングが得意。
豊富な相談実績を基にした、マイホーム購入時の資金計画や住宅ローンで失敗しない秘訣をお伝えします。
←
→

他のトピックス記事

pagetop