Find your new style!

アルバム

TOPICS

トピックス記事

2021/04/01

住み始めて後悔!窓の配置での失敗とは? 「風通し」のよい間取り例をご紹介

家づくりの後悔の声で意外と多いのが「風通し」に関すること。風通しのいい家は毎日を快適に過ごせるのはもちろん、換気もしやすくなります。今回は、窓の配置での失敗例と、風通しのいい間取り例をご紹介しましょう。

INDEX

意外と多い窓の失敗例! 間取り優先で「風通し」は後回し?

写真2:小さな窓が風の抜け道になって、風通しのいい家になることも。通風計画を立てる際には、専門家によるアドバイスが欠かせません。

風通しは、毎日の暮らしの快適さや、住んでいる人の健康にも大きく左右します。

たとえば、家の中の嫌な臭いや、空気中に漂っているカビの胞子、ウイルスや有害物質などは、窓を開けて風を通せば一気に追い出すことができ、そのスピードは換気扇の比ではありません。

家の中に潜んでいるカビの胞子はダニの餌にもなり、ウイルス対策でも換気の重要性が叫ばれるなど、風通しのいい家であることは、毎日を健康に暮らすためにもとても大切です。

また夏の暑い日、帰宅したら家の中に熱気がこもって暑くていられない…。そんなときもいきなりエアコンをつけるより、窓を開けて空気を入れ替えれば早く涼しくなります。春や秋には窓から気持ちのいい風を取り入れることができれば、エアコン要らず。風通しのいい家は、光熱費も節約できるのです。

もちろん家の中の結露やカビを防ぐためにも風通しは重要な意味を持つので、家を健全に保ち続けるためにも、風通しのいい家にしておきたいもの。

ところが家づくりの際、間取りを優先しすぎて窓が後回しになってしまい、住んでから後悔することも少なくありません。それでは風通しに関する失敗例をいくつかご紹介しましょう。

風通しの悪い間取りでの後悔・失敗例

  1. 奥行きが狭く、洗濯物や布団が干しにくい
  2. 面積が小さく、椅子やテーブルを置けない
  3. フェンスに布団を干すと、汚れが付いてしまう
  4. 洗濯機からベランダやバルコニーまで遠く、干すのに手間がかかる
  5. 屋根がないため、急な雨で洗濯物が濡れたり、家の中に雨が吹き込んできたりする
  6. 日当たりが悪く、洗濯物が乾きにくい
  7. 目隠しフェンスで囲んだら風通しが悪くなり、コケやカビが生えてきた
  8. 素通しのフェンスを選んだら、外部からの視線が気になる
  9. ベランダやバルコニーの床に枯れ葉や砂がたまり、掃除がしにくい
  10. 掃除の際に水を流したいが、水栓がないのでバケツで運んでいる
  11. 子ども部屋や寝室など、個室からしか出られないので、出入りに気を使う

それでは、ベランダやバルコニーの上手なプラン方法と、快適な間取り例をご紹介しましょう。

窓+室内ドアなど家全体で風通しを考える間取り例

風通しは窓の配置、方位、大きさ、形状によって変わります。風通しをよくするコツは、部屋の中に風の入口と出口を確保し、スムーズな風の通り道を作ることにあります。理想は風の入口と出口を対面させ、部屋全体を風が通り抜けるようにすることです。

窓を対面させることができない場合や、窓の外側の近くに塀がある場合などは、風の出口を高所に設ける方法もあります。暖かい空気は上に向かう性質があるので、夏のこもった熱気を自然の力で排出することができます。

1部屋だけで風通しよくするのは難しい場合も多いので、室内ドアや室内窓を使って、家全体で風の通り道を作るように考えてみましょう。

図面:風が通りにくい水まわりも、家全体で風の通り道を計画すれば風通しをよくできます。

風通しを効率よくするためには、風が吹いてくる方向に入口を設ける必要があります。ただし風が吹く方位は、地域や季節、家が建っている周辺環境によっても変わります。

基本的には窓を開けることが多い春から夏、また、夏から秋にかけて吹く風を家の中に上手に取り込めるように検討し、地域の事情に精通した専門家とよく相談しながら計画を進めるといいでしょう。

また窓を開けて風を取り込むなら、ぜひ網戸の性能にもこだわって。細かい網目で虫を防ぎやすく、景色がクリアに見える網などもありますので、上手に選んでみてくださいね。

写真3:積極的に風を取り込みたい部屋におすすめなのが、縦すべり出し窓を組み合わせたウインドキャッチ連窓。部屋に窓を1カ所しか作れない場合でも、風を受け止めやすい形状の窓なら、引き違い窓に比べて約22倍※の換気量になるというデータがあります。

※YKK AP株式会社のウインドキャッチ実験参照
画像・イラスト提供:YKK AP株式会社

窓の形状によっても、取り込める風の量は変わります。より風をたくさん取り込みたいなら、縦すべり出し窓がおすすめです。

縦すべり出し窓は、外壁面に直角に窓が開くので、まっすぐ入ってくる風だけでなく、壁面に沿って流れてしまう風もガラス面でキャッチして家の中に取り込んでくれます。

また、窓は開閉しやすくしておくことも大切です。高い所に取り付ける小窓には、操作がしやすいチェーンやリモコン付きを選んで。窓の形状は豊富にありますので、我が家の状況に合わせて選んでくださいね。

風通しよくするために、まずは入口から風を上手に取り込み、出口からスムーズに排出するように計画を。家の中を風が気持ちよく通り抜ける間取りを目指しましょう。

住宅展示場では、風の流れが分かりやすいように可視化した展示や、風通しのいい間取りの家を実際に見て体験できます。風通しのいい快適な間取りを見つけに、住宅展示場に出かけてみてください。

執筆・情報提供

尾間 紫(住宅・リフォームコンサルタント/一級建築士/インテリアプランナー/インテリアコーディネーター)

一級建築士事務所 OfficeYuu 代表。
生活情報サイトAll Aboutリフォームのオフィシャルガイドとして業者選びからプランの立て方など実践的ノウハウを発信。テレビや雑誌、新聞掲載、講演などで活躍している。
←
→

他のトピックス記事

pagetop