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家づくりの雑学

2023.07.08

最新の家の設備トレンドは、ここが違う!快適な暮らしを実現する、性能の進化

注文住宅を建てるうえで「どのような設備を導入するべきか」「近年のトレンドはどういった住宅なのか」と、気になっている方も多いでしょう。

トレンドは日々変化するため、最新の家の事情を把握したうえで住宅を建てる必要があります。

そこで本記事では最新の住宅設備のトレンドを紹介します。

本記事を読んでいただければ理想の生活のために導入すべき設備が分かり、快適な住宅を建てられるでしょう。

住宅設備で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

内部リンク:
快適すぎて今すぐ住みたい!最新の住宅性能の3つのキーワード|住宅展示場のハウジングステージ

INDEX

最新の住宅トレンド。みんなが気にしているポイントは

コロナ禍などを経て社会のトレンドが変化しているため、住宅のニーズも変化しています。

本章では、住宅を建てる方が気にしている最新の住宅トレンドを紹介します。具体的には以下の通りです。

  1. ①テレワークスペースの確保
  2. ②衛生環境の整備
  3. ③快適な住環境の確保
  4. ④地球環境への配慮
  5. ⑤災害への強さ

それぞれについて見ていきましょう。

①テレワークスペースの確保

新型コロナの蔓延によって、在宅勤務・テレワークが急速に拡大しましたが、その際に問題になったのがテレワークスペースの確保です。

自分以外に誰も自宅にいないのであればリビングで作業できますが、夫婦ともにテレワークの場合や子どもが家にいる場合、リビングでの作業は難しいでしょう。

仕事では守秘義務のある内容のやり取りやビデオ通話などがあるため、個室で行うのが望ましいです。家でも快適に仕事ができる環境を整えたいというニーズから、テレワークスペースの確保を重視している方が増えています。

衛生環境の整備

コロナ禍ではウイルスを室内に持ち込まないために、玄関近くに手洗い場を設けたいというニーズが生まれました。

玄関近くに手洗い場があれば、帰宅後すぐに手洗いやうがいができるため衛生的です。衛生環境にこだわりたい方は、全体的な間取りの使い勝手を考慮して、手洗い場の設置場所を考えてみましょう。

③快適な住環境の確保

快適な住環境を確保するには、以下の要素が重要です。

  • ● 断熱性
  • ● 気密性
  • ● 防音性

四季のある日本で快適に生活するには、断熱性や気密性を高くして室内の温度を一定に保つ必要があります。高性能な住宅では、廊下や浴室を含む家全体の温度が一定に保たれるため、ヒートショックなどのリスクを下げる効果も期待できます。

また、幹線道路や線路の近くに家を建てる場合は、防音性の高い住宅にすることで日常生活でのストレスが軽減されるでしょう。

④地球環境への配慮

地球温暖化への対策として世界中で注目されているのがSDGs(持続可能な開発目標)です。

日本では2050年までに温室効果ガスの排出を実質0にする「カーボンニュートラル」に向けて、さまざまな施策を行っています。

たとえば、環境性能が高い住宅の住宅ローン控除を優遇するのも施策の一つです。

上記のような背景から、省エネ住宅や自ら発電する創エネ住宅に注目が集まっています。

⑤災害への強さ

近年日本では毎年といっていいほど、地震や洪水などの大規模な自然災害が発生しており、災害に強い家が求められています。

具体的には耐震性が高く地震で倒壊しない家や、自家発電などにより万が一停電した場合でも普段と変わらない生活が送れる家などです。

驚きの最新の住宅設備(水回りや空調)

住宅のトレンドが分かったところで、本章では住宅を建てる際に取り入れたい最新の住宅設備を紹介します。具体的には以下の通りです。

  1. ①タッチレス水栓
  2. ②全館空調
  3. ③宅配ボックス
  4. ④太陽光発電

それぞれについて見ていきましょう。

①タッチレス水栓

タッチレス水栓とは、手を触れずに吐水や止水ができる設備です。水栓にセンサーがついており、手を近づけることで操作できます。

コロナ禍以降、除菌や非接触がトレンドとなっているため、衛生面に気をつけたい方はぜひ導入してみましょう。また、衛生面だけでなく洗い物や料理の効率化にもおすすめです。

②全館空調

全館空調とは、家中の冷暖房を1台の空調設備でコントロールするシステムです。全館空調のメリットは24時間365日、家の室温がすべて同じになり、常にきれいな空気が循環している点です。

室内だけでなく、廊下やトイレ、浴室などの温度も一定に保たれるため、夏や冬でも快適に生活できるでしょう。

また、急激な温度差によって起こるヒートショックを防ぐ効果も期待できます。さらに、全館空調では高性能フィルターを通して空気を循環させるため、花粉やPM2.5といった有害物質の除去にも役立ちます。

快適な住環境を確保したい方は、全館空調の導入を検討してみましょう。

③宅配ボックス

マンションを中心に普及してきた宅配ボックスですが、近年では一戸建てに導入するケースが増えています。

宅配ボックスを設置すると非対面で荷物を受け取れるため、家にいる時間が不規則な方や、インターネットでの買い物が多い方にとって便利でしょう。

また、再配達の削減につながります。結果として配達員の労働時間やCO2の削減にもつながるためSDGsの観点でも意義があると考えられています。

④太陽光発電

太陽光発電を導入すると、電力会社から購入する電力を減らせることに加え、余った電力を売って収入を得られます。

近年では電気を作るために必要な燃料の調達コストが上がり、電気代が軒並み高騰しているため、太陽光発電導入のメリットは大きいといえるでしょう。

また、蓄電池を設置することで停電時にも電気を使用できるため、普段と変わらない生活が送れます。

その他のトレンド

住宅のトレンドは電動化・自動化であり、さまざまな設備や家電が進化しています。

  • ● 玄関ドアの電気錠
  • ● 電動シャッター
  • ● 全自動コンロ
  • ● 自動洗浄のレンジフード
  • ● 全自動洗濯機 など

しかし、便利になる一方でコストがかかるデメリットもあります。そのため、電動や自動の設備がどこまで必要かをしっかりと考えてから導入するのがおすすめです。

電動化すると故障も増えるため、保証期間やメンテナンス費用など、長期的な目線で検討する必要があります。

コロナも踏まえて変わった、取り入れたい間取り

コロナ禍以降、在宅勤務やおうち時間が長くなったことで、新しいニーズや空間の使い方が増えてきました。具体的には以下の通りです。

  1. ①テレワークスペース
  2. ②土間スペース
  3. ③趣味部屋

それぞれについて紹介します。

①テレワークスペース

テレワークスペースは、自宅でも集中して仕事に取り組むために必要なスペースです。

ただし、テレワークスペースと一言でいっても、間取りはさまざまです。

  • ● リビングの一角に設ける
  • ● 半個室型にする
  • ● 完全個室にする

オンライン会議や電話が多い場合は完全個室にするなど、個別に事情に合わせたスタイルにしましょう。また、間取りを考える際はコンセントやWi-Fi関連の配線の位置も重要です。PCやモニター、照明など、設置するものをもとに具体的な間取りをイメージしてみましょう。

本格的にこだわりたい場合は、吸音パネルの導入もおすすめです。吸音パネルを設置すると外部の生活音や子どもの声が軽減されるため、静かな環境で仕事に臨めます。

②土間スペース

土間とは、屋内でありながらも床材を貼らずに土足で歩けるスペースです。主に玄関の近くに作られ、玄関と室内の中間的なスペースとして使用されます。

土間の使い道はさまざまですが、室内に持ち込みたくないアウトドアグッズを置いておいたり、趣味やDIYの作業スペースとして使用したりするのが一般的です。キャンプやゴルフをする方は道具のメンテナンス場としても活用できるでしょう。

また、土間スペースとあわせて広めのシューズクロークを作るのも人気の間取りです。家族の人数が多い世帯は、玄関が靴でいっぱいになってしまうため土間スペースを検討してみましょう。

③趣味部屋

家での生活を充実させるために、趣味部屋を取り入れる方もいます。

たとえば、プラモデル制作のように多くの部品や工具を使うような趣味の場合、使用する度に片付けをするのが面倒に感じる方も多いでしょう。そのような場合も、趣味専用の部屋があれば自由に使用できます。

また、楽器の演奏をリビングで行うと家族に迷惑がかかる可能性がありますが、防音仕様の趣味部屋であれば自由に演奏できるでしょう。

コロナ禍以降家でできる趣味を楽しむ方が増えているため、おうち時間を充実させたい方は趣味部屋を検討してみましょう。

まとめ

本記事では最新の住宅設備のトレンドを紹介しました。

コロナ禍などを経て社会のトレンドが変化しているため、それにあわせて住宅のニーズも変化しています。在宅勤務によるテレワークスペースの確保や、自然災害に備えるための耐震性能・太陽光発電などが代表的な事例です。

住宅の間取りは簡単には変更できないため、建てる際に家族で十分に話し合う必要があります。快適な生活を送るために何が必要なのかを考えてみましょう。

具体的なイメージが湧かない場合は、モデルハウスの見学がおすすめです。実際に建築された家を見学して、間取りや設備を確かめてみましょう。

執筆・情報提供

岡﨑渉(おかざきわたる)

国立大学卒業後新卒で大手不動産仲介会社に入社。約3年間勤務した後に独立。現在はWebライターとして活動中。不動産営業時代は、実需・投資用の幅広い物件を扱っていた経験から、Webライターとして主に不動産・投資系の記事を扱う。さまざまなメディアにて多数の執筆実績あり。宅地建物取引士・FP3級の資格を保有。

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この記事はハウジングステージ編集部が提供しています。

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