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住宅のマネーと制度

2025.10.07

金利上昇が当たり前の時代、どう備える?住宅ローン選びの視点

こんにちは!
いま、住宅ローンを取り巻く最大の関心事は「金利が上がり続けている」という事実です。
かつての超低金利時代はすでに過去のものとなり、現在は上昇する金利が当たり前という状況が続いています。
住宅購入を検討する人にとって、金利負担はこれまで以上に大きな課題となり、家づくりに対する危機感も高まっています。
今回は、こうした環境の中でどのように住宅ローンを選ぶべきかを考えてみましょう。

INDEX

各金利タイプが示す上昇トレンド

フラット35の金利はすでに2%近辺となっており、数年前と比べても明らかに「負担感が増している」水準にあります。
変動金利もこれまでの低水準を維持できなくなりつつあり、銀行各社は引き上げを続けています。
10年固定金利についても上昇が常態化し、住宅ローン全体で「上がることが前提」という時代に突入したことが見えてきます。

金利上昇の背景にある要因

金利上昇の背景には、いくつかの大きな要因があります。

  • – 日本国内の **インフレと物価高**
  • – 日銀の政策転換を含む **金融政策の調整**
  • – 米国をはじめとする **海外の長期金利上昇** の影響
  • – 建築費や生活コストの上昇による **消費者心理の変化**

こうした要因が複合的に作用し、「金利が上がるのは一時的なもの」ではなく、長期的な流れとして受け止める必要が出てきています。

今の時代に求められるローンの工夫

「上がり続ける金利を前に、住宅購入を見送るべきか」と迷う声は少なくありません。

しかし、制度やローン商品を賢く利用すれば、上昇局面でも安心して前に進むことが可能です。

  • – **フラット35の優遇措置や補助制度** を積極的に利用する
  • – **子育て世帯や若年層向け支援** を調べて条件を活かす
  • – **固定と変動を組み合わせるミックスローン** でリスクを分散する
  • – 借入額や返済期間を工夫し、 **長期的に無理のない返済計画** を立てる

これらを実践することで、金利上昇が当たり前の時代でも「納得できる選択」が可能になります。

今後の展望:金利上昇を前提にした家づくりへ

過去のように「また金利が下がるだろう」と期待するのは難しい環境になっています。

むしろ、これからの家づくりは「ある程度の金利負担を織り込んだ計画」を前提にする必要があります。

だからこそ、情報を早めにキャッチし、自分に合った制度やローンの仕組みを理解しておくことが、安心につながります。

まとめ:危機感を行動に変える住宅ローン選び

いまは金利上昇が「当たり前」の時代です。

住宅購入を検討する人にとって、迷いや不安が増えるのは当然ですが、制度の知識やローンの工夫によってリスクはコントロールできます。

危機感を持つことは大切ですが、それをきっかけに「賢く備える」という行動へつなげることこそ、これからの時代の家づくりに求められる姿勢です。

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執筆・情報提供

小山 英斗

保有資格 CFP®/1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)
住宅ローンアドバイザー(一般社団法人 住宅金融普及協会認定会員)
住宅建築コーディネーター(一般社団法人 住宅建築コーディネーター協会認定会員)
2018年よりFPとして独立。住宅購入・ライフプラン相談に強みを持ち、年間200件超の個別相談依頼やお金に関する執筆・セミナー講演実績あり。

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この記事はハウジングステージ編集部が提供しています。

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