2025.09.10
まさに「匠」。プレーンな住空間に隠された「超空間」の技術力【アキュラホーム 三郷】
シリーズ:HOUSING JOURNAL
今回のHOUSING JOURNALは、三郷ハウジングステージにオープンしたアキュラホームへ。
2階建てのモデルハウスの外観は、シックで落ち着いたグレーのカラートーン。フラットな陸屋根がシャープな印象を与えます。
その下には白いバルコニー。1階にはウッディな質感のデッキが広がります。
そして、すぐに目を引くのはガラス使い。1階部分の前面が大きく開口し、2階部分にも続いているよう。室内からはどのような景色が見えるのでしょうか?
モデルハウス店長・鈴木さんに案内されてさっそく見学スタート!
ハウスメーカー業界随一の木造技術を持つアキュラホームならではの間取り・デザイン・機能を知りながら、「注文住宅」だから手に入る将来の暮らしを思い浮かべてみましょう。
INDEX
1階 おすすめは2WAY玄関!来客とプライベートを分ける使い勝手の良さを。


まずはエントランスへ。
ご家族と来客を迎える、広い沓脱場。シックな外観とのコントラストを利かすように、グレーとベージュを織り交ぜた落ち着きある室内の入り口です。シューズ収納の上には趣味のオブジェ。この美しい空間、自慢できそう……。思わず見とれていると、鈴木店長からおすすめポイントが。
「玄関の幅は135cmとってあり、90cmほどの一般的な玄関の約1.5倍です。でも、ただ見栄えのためではないんですよ。このエントランスのポイントは『2WAY仕様』。家族用と来客用で入り口を分けられるよう、2ヶ所設けてあります。ガラス戸は掃き出しとして、自転車やベビーカーもそのまま入れられる設計にしました。スロープを付ければ車椅子にも対応できます」
このモデルハウスは単世帯、ご夫婦とお子様ふたりの住まいを想定しています。
でも、機能性と将来性を考えれば、玄関は多用途のほうがいい。さすが1978年創業という熟練のハウスメーカーです。玄関床に敷かれた土間タイルは泥や水に強く掃除がしやすそう。
また玄関にはかわいらしいタイルがあしらわれた手洗い場が。コロナ中に広まった清潔とマナーの設備はいまでも注文住宅を求める施主の方々に人気。2割ほどの方が採用されるそうです。

「手洗い場のメリットは、もちろん衛生面。外で遊んだお子様をきれいにするときも便利です。それに加えて、当社でおすすめしたいポイントは、プライベート空間を隠す意味合いなんです。通常の住宅では、手洗い場はトイレや室内干しスペースの近くにありますよね。玄関に水場があれば、来客を入れずにすむという安心が持てます。設置される際は、日々のお手入れがしやすいようぜひコーキングも施して使っていただきたいですね」
玄関からは、台所へ直行できる導線も工夫されています。買い物袋を持ったままキッチンへ一直線に行ける動線は、奥様方に特に好評だそうです。
大窓があるLDKに隠された『超空間』の技。

玄関を抜けると、仕切り壁のない25畳の広々としたLDKが。高い吹き抜けが開放感を演出し、モデルハウス全体に光を行き届かせます。注文住宅の夢のひとつといえば、この大空間のリビングではないでしょうか。
「特に、旦那様にはリビングを気に入っていただけますね。ここには当社独自の木造“8トン壁”を採用しています。1枚で8トンの水平力に耐え、耐震性を確保している壁を使うことで、仕切り壁も柱も使わずに、ガラスの大窓を支えているのです。木造でこのような大開口を取れるのは当社だけ。業界でもトップレベルの技術なんです」
そう鈴木店長は答えます。
窓の大きさに目を奪われてしまいますが、その裏側にあったのは、RCでなく木造でこの空間を創る『超空間』の技術力。
「カンナ社長」でおなじみのアキュラホームは国内ハウスメーカーではじめて「純木造のビル」を竣工したほどのテクニックを持っています。
あえて木の素材を前面に出していなくても、この家はサステナビリティに貢献する木造住宅の力に支えられているのです。

その窓の先には、ウッドデッキが広がります。
「段差をなくし、室内と外の視線がつながるようにしています。まるでリビングが外へ広がっていくように感じられますよね。木材に見えますが、実はお手入れがしやすいタイルなんです」
アウトドアリビングの発想は、最近人気の間取り。外なのにリビングの延長としてくつろげるのが魅力です。

そして、リビングを振り返るとキッチン空間。片側を壁に付け、もう一方をリビングへ開いたペニンシュラ型です。
「ダイニングテーブルを直線上に配置することで、配膳や片付けが効率的になります。背面にはブラックガラスを使いました。光を美しく反射してホテルのような高級感ある雰囲気になります」
鈴木店長はそう語ります。

キッチンの裏には水回りがまとめられ、玄関から脱衣室、バスルーム、洗濯スペースへとつながる効率的な家事動線をつくっています。
さらに、この来客からは見えないプライベートエリアには、このモデルハウスの目玉のひとつである家族の空間が。

「ここは『ファミリークローク』です。洗濯して干して畳んで、そのまま収納できる。家事を一体化できるんです。注文住宅の収納空間といえば『ウォークインクローゼット』も人気で、もちろん当社でも設置できますが、あえてこのモデルハウスでは“使いやすさ”を優先してファミリークロークを提案したいと思います。家族が集まり、みんなが家事に参加しやすい広いスペースは、ご夫婦ともに働いているいまのライフスタイルにこそ合っていると感じるんですよ」
ファミリークロークは、家族全員の日常的な衣類をまとめて収納する大型クローゼット。家事の時短につながる現代的な発想です。

1階と2階の間にはスキップフロア。段差を利用して生まれた小さな空間です。奥様のメイクやお子様の勉強、旦那様のテレワークにも。完全に仕切らず、緩やかに空間をつなぐことで、ご家族の居心地を感じながら作業に集中できる創意工夫がありました。
2階:最高の眺望と、くつろぎの寝室を両立。

黒のアイアンがアクセントの階段をのぼり、2階へ。
室内のカラートーンはグレージュ。白の明るさとグレーの落ち着きを兼ね備え、上品でモダンな印象を与えます。
2階に上がるとすぐ、お子様が遊ぶのにぴったりの、木のぬくもりが感じられるフロアが。そこから吹き抜けを存分に活かした眺望が広がります。
「1階とつながることで、家族同士のコミュニケーションも自然と生まれます。耐震性を確保しながらこれだけ開放的にできるのは“8トン壁”のおかげなんです」

2階建てで、これだけの景色を毎日眺めながら暮らすことができる。注文住宅に住みたい方のニーズが伝わってきます。
最後に、寝室へ。ぐっとトーンが落ち、光も抑えめな空間にデザインされていました。

「採光窓も設けていますが、ベッドに直射日光が当たらないよう配置しています。壁紙は清潔感を持ちながらも、真っ白だと暮らしの中で浮いてしまう。ベージュのカラーリングを調整して、最適な明るさと落ち着きをつくりました」
この夫婦の寝室には、小さな椅子付きのカウンタースペースが設けられていました。
「1階のスキップフロアと同様、テレワークや読書、ちょっとした休憩にも使えるスペースです。寝室を“寝るだけの場所”にせず、多目的にするのも現代の暮らしに合っているのではないでしょうか」
モデルハウス店長に聞いた『注文住宅をいま建てる』ポイントは?
最後に、アキュラホーム三郷 鈴木店長に注文住宅のポイントを聞いてみました。分譲マンションでも建売でもなく、注文住宅を選ぶ施主の方々のメリットや嗜好性をどう感じているのでしょうか?
「分譲マンションは立地もよく、防犯面も安心。建売はコストパフォーマンスや、駅から近い物件も選べる利便性などメリットが多い。それぞれの住宅のタイプに良さがありますよね。そのうえで、注文住宅の魅力はまず『将来性と盤石さ』だと私は思います。建売よりも保証が長いので安心感がある。耐震性も高い。そのベースがあったうえで、騒音の心配もマンションよりは少なくなります。お子様が自由に、元気に遊んでほしい。周囲を気にせずのびのび家族が過ごせる。ワークスタイルでは在宅勤務も普及し、毎日通勤するというわけではない時代になりました。だからこそ、いま注文住宅で過ごす生き方が選ばれているのだと思います」
注文住宅は、その設計自由度も特徴です。モデルハウスの店長という立場から、おすすめの間取りや設備を選ぶポイントは? 「正直に言うと、なんでもできるからこそ難しいのですが……」と笑いながら、鈴木店長はこう答えました。

「家の中の場所でいえば、奥様が喜ばれるのはスムーズな家事導線の設計や、キッチンの高さまで選べる豊富なカスタマイズ性でしょうか。ここは私たちプロにぜひ一緒に考えさせていただきたいと思います。旦那様には、ゆったり過ごすリビングが重要。間取りはそこまで気になさらない方が多く、それより長く安心して住める保証などの条件に注目されます。奥様や家族のために家を建てる、という想いを持っている方が多いのではないでしょうか。だからこそ、私は家の一部でも『旦那様のご趣味』をとりいれることをおすすめしたいですね。小さなテレワークスペースのデザインや、トイレの壁紙でもいいんです。旦那様が『自分がつくった家』と感じられる場所があるといいですよ」

なんでもできるからこそ、しっかり選ぶ。その時間は大切な家族の記憶になるはずです。
今回アキュラホームモデルハウスを巡って実感したのは、プレーンな空間とデザインの裏に必ずある「確かな技術力」でした。
独自技術の8トン壁に支えられた陸屋根、大開口のリビング、ファミリークローク、スキップフロアなど、暮らしの快適さに直結しているディテールを支える技術は、モデルハウスを訪れるからこそ理解できるものです。
小さな工夫が積み重なり、大きな、末永い満足になる。そんな“未来の暮らし”に、この三郷ハウジングステージで出会ってみてはいかがでしょうか。
SERIESHOUSING JOURNAL
提供
総合住宅展示場ハウジングステージ編集部
© Housing Stage All rights reserved.
この記事はハウジングステージ編集部が提供しています。


