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2018年9月の住宅ローン金利はフラット35、民間ともに上昇

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2018年9月の住宅ローン金利は民間ローン、フラット35ともに上昇しました。7月末に、日本銀行が金融政策決定会合で長期金利の0.20%程度までの上昇を容認する方針を打ち出したことを受けて、その後長期金利がやや高めに推移しているためです。

 

まず、住宅金融支援機構が民間機関と提携して実施しているフラット35の金利は、返済期間15年~20年が8月の1.29%から9月は1.31%に、返済期間21年~35年は1.34%から1.39%に上がりました。折れ線グラフでも分かるように、21年~35年の0.05%のアップは、最近では異例の大きな上昇幅です。

 

▼フラット35最低・最頻金利の推移(単位:%)

資料:住宅金融支援機構ホームページ

 

民間ローンは固定金利が上昇

民間ローンでは変動金利型にはほとんど変化はありませんが、固定期間選択型の指標金利といわれる10年固定の金利が軒並み上昇しました。一覧表にあるように、大手行のうちみずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行がそれぞれ0.05%の上昇です。

 

りそな銀行のみ横ばいになっていますが、これは、他行に先駆けて8月上旬に0.05%引き上げたためであり、実質的には大手5行ともに0.05%の引上げといっていいでしょう。

 

このまま金利上昇が続くのかどうか、今後の動向を注視しておく必要がありそうです。

 

 

▼大手銀行の固定期間選択型10年の金利の推移(資料:各行ホームページより作成)

4月 5月 6月 7月 8月 9月
 みずほ銀行 0.75% 0.80% 0.80% 0.85% 0.85% 0.90%
 三井住友銀行 1.10% 1.10% 1.15% 1.15% 1.15% 1.20%
 三菱UFJ銀行 0.80% 0.80% 0.85% 0.85% 0.85% 0.90%
 りそな銀行 0.70% 0.70% 0.70% 0.70% 0.75% 0.75%
 三井住友信託銀行 0.75% 0.70% 0.75% 0.75% 0.75% 0.80%

著者

山下和之(やました・かずゆき)

新聞・雑誌・単行本の原稿制作、各種講演・メディア出演など広範に活動。主な著書に『よくわかる不動産業界』(日本実業出版社)、『マイホーム購入トクする資金プラントと税金対策』(学研プラス)、『住宅ローン相談ハンドブック』(近代セールス社)などがある。

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