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住宅のマネーと制度

2019.02.28

2月の住宅ローン金利はフラット35、民間ともに一段と低下

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2月の住宅ローン金利が一段と下がって利用しやすくなっています。

フラット35は、取扱金融機関のなかで最も低く、かつ一番多くの金融機関が採用している金利はグラフにある通り。返済期間21年~35年をみると、2月の金利は1.31%です。直近では18年11月の金利が1.45%でしたから、それに比べると0.14%も下がっています。借入額3000万円、35年元利均等・ボーナス返済なしで試算すると、金利1.45%なら毎月9万1122円の返済額でしたが、金利1.31%だと8万9088円です。月々2000円以上も負担が軽くなります。

▼フラット35最低・最頻金利の推移(単位:%)

民間ローンは0.05%~0.10%のダウン

民間でも、固定金利型の指標といわれる固定期間選択型の10年固定の金利が、みずほ銀行で0.10%、三菱UFJ銀行で0.01%、りそな銀行で0.05%下がりました。

また、変動金利型に関しても、三井住友銀行が長く続いてきた最優遇金利0.625%を0.525%に引き下げました。従来は店頭表示金利2.475%から1.85%だった引下げ幅を、1.95%に拡充したものです。メガバンクでは長く3行が0.625%の横並びだったのですが、みずほ銀行、三井住友銀行がこれに追随するのかどうかが注目されます。

▼大手銀行の固定期間選択型10年の金利の推移(資料:各行ホームページより作成)

8月 9月 10月 11月 12月 1月
 みずほ銀行 0.90% 0.90% 0.90% 0.85% 0.80% 0.70%
 三井住友銀行 1.20% 1.20% 1.25% 1.20% 1.10% 1.10%
 三菱UFJ銀行 0.90% 1.20% 0.95% 0.90% 0.80% 0.79%
 りそな銀行 0.75% 0.75% 0.75% 0.75% 0.70% 0.65%
 三井住友信託銀行 0.80% 0.80% 0.80% 0.75% 0.65% 0.65%

著者

山下和之(やました・かずゆき)

新聞・雑誌・単行本の原稿制作、各種講演・メディア出演など広範に活動。主な著書に『よくわかる不動産業界』(日本実業出版社)、『マイホーム購入トクする資金プラントと税金対策』(学研プラス)、『住宅ローン相談ハンドブック』(近代セールス社)などがある。

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