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2020/03/03

土間のある暮らしのおすすめ。歴史感じる懐かしい暮らしのメリットとは?

日本の文化を大切にした住まいづくりの特徴のひとつに「土間」があります。今回はそんな土間について歴史やメリット、最新事例などをまじえてご紹介いたします。

INDEX

1.土間の歴史について

土間の歴史は古く、縄文時代の竪穴式住居になります。当時は床全体が土間でその上に藁などを敷いて暮らしていました。江戸時代になると、「土間+小上がり+畳」の様式となり、近所の人や客人との交流の場として、プライベート空間とパブリック空間(交流の場)を繋ぐ中間領域として独特の住宅様式を形成しました。
 
土間の歴史について
 
また、土間に竈(かま)や水桶を設け炊事の場所として利用されていました。居住空間と炊事の場所を分けることで、火災予防などの安全性に配慮したつくりとなっていました。やがて20世紀初頭頃から西洋文化が流通し、日本の住宅様式も大きく様変わりします。その中で「土間」という概念はなくなり、靴を脱ぎ履きするだけのコンパクトな玄関へ変わりました。
しかし、ここ数年でその土間を取り入れた住宅が、再び注目を集めています。
土間は本来、三和土(たたき)という土にニガリを混ぜたものでしたが、最近では現代のライフスタイルに合わせてモルタルやタイルを貼ったお洒落で快適な土間空間が多くなってきました。

2.土間のメリット

土足文化の欧米と違って、湿気の多い日本では衛生面からも靴を脱いで暮らす生活スタイルです。その中で、土間空間は室内でありながら下足で過ごす場所とも言えます。そのため、屋根のある室内でかつ、居室には持ち込みたくない屋外で使うものを置いておくスペースとして有効利用ができます。
 
土間のメリット
 
例えば、自転車やベビーカー、ペットのお散歩グッズや、スポーツ用品、など様々なものがあげられます。最近では物置を外に置く代わり土間を活用し、土間と続きのシューズインクローゼットを設けることで、清潔・快適に収納することができます。
上の写真のように広い土間スペースがあればいろいろな物を置く事ができますね。

3.土間を採用した最新事例

最近は、土間の使い方が玄関などの収納スペースだけではなく多様化してきています。ここでいくつかご紹介していきます。

江戸時代の使い方に習い、近所の人と軽い会話ができるスペースに

 
江戸時代の使い方に習い、近所の人と軽い会話ができるスペースに

(写真A)

 
写真Aのように、土間と和室部分を大きく開口できる建具でゆるやかに区切り、土間部分も居室部分も十分な採光を取ることで、陽だまりの様な空間を演出。友人を招いておしゃべりにも最適です。

洗練されたギャラリー空間としての土間

 
洗練されたギャラリー空間としての土間

(写真B)

 
最近では、自宅を改装してギャラリーを始める方が少しずつ増えています。写真Bのように土間空間をギャラリーとして使うと、室内にあがってもらうことなく土足のままで気軽に観てもらえるので、お互い気を使わずに楽しめます。

玄関ホールとしてLDKと繋がる土間

 
玄関ホールとしてLDKと繋がる土間

(写真C)

 
日本では玄関と玄関ホールがあって廊下を経てリビングに入る間取りがほとんどですが、写真Cのように土間を広くとり、玄関ホールを兼ねて室内空間のLDK等とつなげることで、海外の住宅の様に広々とした開放感のある空間にすることができます。

土間のつくり方は、ライフスタイルに合わせて、交流の場としても実用的な収納スペースとしてもいろいろ応用ができるという点がポイントです。
実際に展示場でも参考になる様々な土間の実例が見られますので、ぜひ体感してイメージを膨らませてみてください。

 

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監修・情報提供

吉田美帆(一級建築士)

SUNIHA UNIHA 代表
一級建築士/グリーンライフプロデューサー/インテリアコーディネーター/宅地建物取引士/LOHASスタイリスト(NPO法人ローハスクラブ認定/花育インストラクター(NPOフラワーハートセラピスト協会認定)武蔵工業大学建築学科(現東京都市大学)卒業、大手設計事務所にて小学校・保育園等の設計、マンションディベロッパーにて企画等を経て、2010年SUNIHA UNIHA(サニハユニハ)設立。
執筆やセミナー、講演会など幅広く活躍する。
・1996年 武蔵工業大学卒業設計蔵田賞受賞
・2011年 国際森林年間伐材利用コンクール審査員賞受賞。
・2016年 フランス国際映像コンペ(MCSD)受賞
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