Find your new style!

会員番号:

家づくりの雑学

2020.06.11

キッチンの間取りの失敗事例|使い勝手のよい快適キッチンの作り方

写真1:憧れのオープンな間取りの対面キッチン。実際に暮らしてみると意外なことで困ったという声も

憧れのキッチンプランにしたはずなのに、実際に暮らしてみたらあちこちに不便を感じる、上手く使いこなせないという声は少なくありません。今回は、キッチンの間取りでの失敗事例と、使い勝手のよいキッチンにするコツ、快適キッチンの間取り例をご紹介します。

INDEX

キッチンの間取りでの失敗事例、オープン過ぎる悩み

ここ20年以上、人気のキッチンプランといえば対面式です。対面式なら家族と会話をしたり、子どもの様子を見たりしながら快適に炊事ができるため、子育て世代を中心に大人気のレイアウトとなっています。

また最近では、よりオープンな間取りが好まれるようになり、キッチンをリビングやダイニングと一体化させた、明るく広々とした空間が増えています。

しかし、その一方で、実際に暮らしてみたら意外なところで困ったという声もあります。キッチンの間取りでの失敗事例をいくつかご紹介しましょう。

  1. オープン過ぎて散らかりや汚れが丸見えなのが気になる
  2. 対面式にしたら配膳のたびに回り込むのが意外とメンドウ
  3. 食品や家電の収納スペースが足りず片付かない
  4. 料理中に小さな子どもが足元にまとわりつき危険を感じることがある
  5. キッチンから子どもの様子が分からないことがある

使い勝手のよいキッチンにするためには、憧れのプランをそのままあてはめるのではなく、我が家の生活スタイルに合わせてアレンジすることが必要です。目のつけどころは「バックヤードの充実」と「視界のよさ」です。

それでは快適なキッチンの間取り例をご紹介しましょう。

バックヤードと視界のよさがポイント、快適キッチンの間取り例

まずは我が家にとっての理想のキッチンを考えてみましょう。

たとえば、壁に向かって炊事をするのは寂しいので対面式にしたい、できるだけ明るく広く、風通しもよくしたい、エアコンの効きもよくしたい、キッチンのデザインにもこだわって好みのインテリアにしたいなど、居心地のよいキッチンを目指したい人は多いことでしょう。でも、たまには散らかったり、汚れたりしていることもあるでしょうから、そのあたりは隠しておきたい。それと、ダイニングテーブルへ行くのにいちいち回り込んで歩くのはメンドウなので、配膳や後片付けを素早くできるようにしておきたい。
それから、食品はまとめ買いをするので大きめの収納が欲しい、家を建てたら憧れのオーブンやレンジなど家電製品を充実させたい。
子どもたちがダイニングで宿題やお絵描きをしている間は、キッチンでその様子を見ながらケーキを焼いて、一緒におやつを食べて。

そんな風に叶えたいこと、理想の暮らしを書き出していくと、どんなキッチンの間取りが向いているかがだんだんと見えてきます。後はそれをカタチにするだけです。

快適キッチンの間取り例

図面1:使い勝手のよいキッチンの間取り例。バックヤードの充実と視界のよさが快適キッチンにする秘訣です。

オープンなキッチンの使い勝手と美しさはバックヤードが支えています。キッチンの脇に大型のパントリーを設置すれば、ストック食品や家電、災害用の備蓄食品などもたっぷり収納できて散かることがありません。
また、【玄関 ~ パントリー ~ キッチン】、【キッチン ~ パントリー ~ 勝手口】と、流れるように移動できる間取りにしておけば、買い物から帰ったらすぐに片付けができ、食品の整理もラクラク。ゴミ捨ても便利です。

ダイニングテーブルや子どものスタディスペースは回り込まずにスムーズに移動できるような配置にすれば、配膳が格段にラクになり、子どもとのコミュニケーションも取りやすくなります。また子どもが小さなうちはキッチンに入れないよう、入り口にベビーゲートを取り付けできるようにしておくとよいでしょう。

キッチンの間取りの失敗事例

写真2:キッチンの背面の壁が少し立ち上がったステップ対面式なら、広々としたオープンスタイルはそのままに、手元をさりげなく隠すことができます。

子育て世代は、キッチンからの視界をよくしておくことも重要です。シンクの前に立った時、子どもたちの様子がよく見えるよう、死角を作らないようにしましょう。手元の散らかりや汚れが気になる時は、キッチンの背面の壁を少し立ちあげたステップ対面式がお勧めです。

憧れのキッチンスタイルを自分のものにするために、バッグヤードの充実とキッチンからの視界にぜひ注目してみてください。住宅展示場には、さまざまなキッチンプランを実際に体験することができます。我が家にあったキッチンの間取りを見つけに住宅展示場に出かけてみてください。

執筆・情報提供

尾間 紫(住宅・リフォームコンサルタント/一級建築士/インテリアプランナー/インテリアコーディネーター)

一級建築士事務所 OfficeYuu 代表。
生活情報サイトAll Aboutリフォームのオフィシャルガイドとして業者選びからプランの立て方など実践的ノウハウを発信。テレビや雑誌、新聞掲載、講演などで活躍している。

Ⓒ2020 Next Eyes.co.Ltd

コラムはネクスト・アイズ(株)が記事提供しています。本記事に掲載しているテキスト及び画像の無断転載を禁じます。

この記事をシェアする

おすすめ記事 他の記事を見る

pagetop