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家づくりの雑学

2023.09.12

3ldkの間取りのメリットデメリットとおすすめ間取りを解説

住宅の購入を考えるうえで、間取りをどうするべきか悩んでいる方も多いでしょう。家族の人数や土地の広さに応じて必要な部屋数は異なります。

そこで本記事では間取り作りの参考になるように、3ldkの間取りのメリット・デメリットや事例を紹介します。最後まで読んでいただければ、家族に合った具体的な間取りをイメージできるでしょう。

INDEX

3ldkの間取りとは?メリットデメリットは?

3ldkとはリビング・ダイニング・キッチンの他に、3つの居室がある間取りです。それぞれの部屋の名称と役割は、以下の通りです。

  • ● リビング(Living):居間や茶の間などのメインの生活スペース
  • ● ダイニング(Dining):家族が食事をするスペース
  • ● キッチン(Kitchen):台所

近年ではリビング・ダイニング・キッチンが一体化した住宅が多く、ldkは一般的に家の中で最も広いスペースです。

ldk以外の3つの部屋は居室・寝室として使用するのが一般的であり、家族の人数分の部屋数を作ると便利です。夫婦で部屋を共有する場合は、子どもの数 + 1部屋となり、必要な部屋数をおさえられます。

そのため、3ldkは一般的に3〜4人家族の世帯に適しています。3〜4人家族の場合、ldkの広さは16〜20畳が一般的です。しかし、縦長か横長かによって使い勝手は異なるため、持っている家具のサイズや理想のldkのイメージをもとに、どのような間取りが適しているのかを考える必要があります。

3ldkの間取りのメリット

3ldkのメリットは以下の通りです。

  • ● 家族のプライバシーを守れる
  • ● 機能性に優れている
  • ● 市場価値が高い
  • ● 4ldkよりも費用をおさえられる

3〜4人家族ならば子ども部屋を作れるため、家族のプライバシーを守れます。中学生・高校生など、一人の時間が欲しいと感じる年齢の子どもがいても安心でしょう。

また4ldkよりも費用をおさえながら、十分な収納を確保できるため3〜4人家族にとって生活しやすい間取りです。

3ldkの間取りのデメリット

3ldkのデメリットは以下の通りです。

  • ● 来客者用の部屋を用意できない
  • ● 夫婦2人では広い
  • ● 掃除などが大変になる
  • ● 子どもが増えると部屋が足りなくなる

3〜4人家族の場合、すべての部屋を使用している状態のため、両親など来客があった際に来客者用の部屋を用意できません。一方で、夫婦2人暮らしの場合は持て余してしまうでしょう。

また部屋数が増える分掃除などに手間がかかるだけでなく、家族のライフスタイルを加味した動線を設計する必要があります。

3ldkの間取りを選ぶ際のポイントとは?

3ldkの間取りを選ぶ際は、以下の2つのポイントを意識しましょう。

  • ● 用途から選ぶ
  • ● 家族構成やライフスタイルを考えて選ぶ

たとえば、3人家族で夫婦が一部屋を使用する場合、子ども部屋を設けても一部屋余ります。来客があったとき用の部屋にする、趣味部屋にするなど部屋の使い道を考えたうえで間取りを選びましょう。

また人を招いて大人数で食事をする機会が多い場合には、ldkを広くするなどの工夫が必要です。さらにテレワークで働いている方は仕事部屋の確保なども必要なため、家族構成やライフスタイルをもとに判断しましょう。

3ldkのおすすめ間取り例

3ldkのメリット・デメリットや間取りを選ぶ際のポイントが分かったところで、おすすめの間取り例を3つ紹介します。

  • ● 2階にリビングがある家
  • ● スタディーコーナーのある家
  • ● 不整形地を活用した家

それぞれ詳しく見ていきましょう。

【2階にリビングがある家】3ldkのおすすめ間取り例

おすすめポイント 19.4畳の広々としたldk、書斎が設けられておりテレワークでも集中して取り組める
世帯 4人家族
間取り 3ldk
延床面積 35坪

各居室に収納があり、玄関にはシューズクローゼット、主寝室にはウォークインクローゼットを用意しています。限られた面積を有効活用して、収納を確保できています。

K キッチン
DK ダイニングキッチン
LDK リビングダイニングキッチン
UB ユニットバス(浴室)
CL・WIC クローゼット・ウォークインクローゼット
W/洗 洗濯機置き場
R/冷 冷蔵庫置き場
BR・MBR ベッドルーム・メインベッドルーム
Ent エントランス(玄関)
SC・SIC シューズクローク・シューズインクローク
HALL ホール(玄関から居間までの廊下)
Sto 収納
WC トイレ
DEN 書斎・趣味室
MB メーターボックス
PS パイプスペース(配管スペース)
Balcony バルコニー
AC エアコン

ldkでは最大6人がけのテーブルを置けるため、両親など来客があった際にも家族で一緒に食事ができます。

【スタディーコーナーのある家】3ldkのおすすめ間取り例

おすすめポイント ・21.3畳の広々としたldkを活かして、アイランドキッチンを設置
・中二階にスタディースペースを設置
世帯 3〜4人家族
間取り 3ldk
延床面積 42坪

玄関ホールの奥には4.5畳のファミリークロークを設けて、収納箇所を増やしています。また中二階にスタディースペースを用意しているため、子どもの勉強スペースやテレワークの作業部屋として活用できるでしょう。

リビングの畳部分を区切って部屋にすることも可能であるため、子どもが増えた場合にも部屋を確保できます。

【不整形地を活用した家】3ldkのおすすめ間取り例

おすすめポイント ・各居室に収納を確保
・ダイニングとリビングを上手に分けることで食事と日常生活を分離
世帯 3〜4人家族
間取り 3ldk
延床面積 27〜30坪

長方形や正方形の土地に比べ、不整形地は住宅のプランを入れにくいデメリットがあります。しかし、この事例では、玄関の位置を工夫することで、各部屋に十分な面積と収納を確保しています。

2階建てを活かした広々としたバルコニーもあるため、開放的な空間で過ごせるでしょう。

まとめ

本記事では間取り作りの参考になるように、3ldkの間取りのメリット・デメリットや事例を紹介しました。3ldkの間取りにはメリット・デメリットがあるため、自身の家族に合った間取りにすることが重要です。

部屋の用途や家族構成、ライフスタイルをもとに、どのような間取りが適しているのかを考えて選びましょう。

執筆・情報提供

岡﨑渉(おかざきわたる)

国立大学卒業後新卒で大手不動産仲介会社に入社。約3年間勤務した後に独立。現在はWebライターとして活動中。不動産営業時代は、実需・投資用の幅広い物件を扱っていた経験から、Webライターとして主に不動産・投資系の記事を扱う。さまざまなメディアにて多数の執筆実績あり。宅地建物取引士・FP3級の資格を保有。

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この記事はハウジングステージ編集部が提供しています。

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