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今どきの住まい・暮らし

2025.10.29

広さ・高さ・段差が織りなす空間マジック【アイ工務店 浦和展示場】

シリーズ:HOUSING JOURNAL

ーー なぜ”戸建て住宅”に住みたいのですか? 分譲マンションではなく、賃貸物件でもなく、どうして?
その答えは、住まう方それぞれのもの。モデルハウスでそのヒントを探してみませんか。

今回のHOUSING JOURNALは、浦和住宅展示場Miraizuにオープンしたばかりのアイ工務店のモデルハウスへ。外観はアイボリー・ブラウンのタイル。シンプルモダンなフラットルーフのモデルハウスです。

アイ工務店の特徴は「N-ees(ニーズ)」という一商品のみを展開し、標準仕様のなかで自由自在なカスタマイズができること。多様化する住まいにどんな提案をしてくれるのでしょうか?
モデルハウス店長・大西さん の案内で、さっそく邸宅の中へ!

INDEX

【1階】エントランス空間に「働く場所」としての提案を

エントランスに入ると、ライトグレーとベージュのカラートーンを纏う、明るい空間。玄関の地続きには、クリアガラスで仕切られた部屋が!? 店長・大西さんはこう語ります。

「このモデルハウスのコンセプトのひとつは『店舗併用型』住宅なんです。例えばご主人が都内に出勤していて、奥様がご自宅でマッサージサロンやネイルサロンを運営されている。そうした『住む場所』『働く場所』を兼ねた住宅をイメージしています」

住人イメージは30代の若いご夫婦、お子様はひとり。近年は若年層の方やDINKSなど施主様のバックグラウンドもバリエーション豊かになっています。ライフスタイルに合わせた機能的でワクワクする提案から、アイ工務店「N-ees」のルームツアーがスタートしました。

開放感と機能性を両立する「ハーフ吹き抜け」

エントランスを抜けると、注文住宅だからこそできる間取りの代表格である大空間のLDKへ。家具もホワイトとアイボリーに揃えた提案です。ここにもアイ工務店ならではの創意工夫が。

「実はこのリビング、吹き抜けの一部が2階天井より少し下がっているんです。完全な吹き抜けの半分の高さにした『ハーフ吹き抜け』という設計です」

確かに、2階までまるごとの高さの部分と、1.5階分の高さの部分があります。こうすることで視界の広さと明るさを実現しながらも、空調が効きやすく電気代を節約でき、2階部分を有効活用できるそう。

「もちろん吹き抜けは素敵な空間づくりに役立ちますし、当社でも多く手掛けてきた設計です。そのうえで、開放感と機能性の『いいとこ取り』ができる工夫として、このハーフ吹き抜けを新しい選択肢に加えていただきたいですね」

まさに自由設計ならではのアイデア。このハーフ吹き抜けで生まれた2階の空間には何があるのか、後ほどゆっくり案内いただきましょう。
次はリビングから繋がるキッチンとダイニングです。

キッチンは、リビング側に壁を設けたペニンシュラ型。向かいにダイニングテーブルを置いたレイアウトです。壁に面したクローズド型から、仕切りのない独立型のアイランドキッチンまで、キッチンの選択肢はさまざまあるなかで、このモデルハウスのポイントは?

「こだわったのは、料理をしている時間の快適さです。料理に集中していながらも、家族とコミュニケーションもとりたい。そのためリビングに面した壁で調理中の手元を隠しながら、視界は広く、LDKを見渡せるように配置しています」

さらに家事空間も便利です。エントランスから洗面・浴室・ガス乾燥機付きランドリースペースがつながり、帰宅後の洗濯から乾燥・収納までが一続きで完結。キッチンともつながっている効率的な動線は注文住宅の自由設計ならでは。

家事空間スペースには、食材や備蓄用品も補完できる防災用の収納部屋が。2階への階段下を利用し、目立たずに家族の備えを置くことができます。

エントランスの店舗スペース。リビングのハーフ吹き抜け。絶妙に視線の「抜け感」を出すキッチン配置、そして家事空間。邸宅の随所に盛り込まれる「空間活用」テクニックは、未来の住宅のイメージをかきたてそう。
次は階段を上り、2階へ。

【2階】ウォークインクローゼットは日々のモチベーションを上げてくれる

2階に入り、寝室へ。アイ工務店ではホームIoTを標準で導入しており、スマートフォンなどから照明や空調を操作できます。ベッド脇にはスマートスピーカーが置かれていました。
落ち着きもありながら、天井の間接照明で上質な空間に。アクセントは光を反射する壁紙のテクスチャーです。

寝室の一角には、小さなスツールとデスクが置かれたスペースも設けられています。

「注文住宅では奥様の要望が多く反映されがちですが、ご主人の趣味のアイテムや本などを置ける小さな空間をぜひおすすめしたいですね。せっかく注文住宅を建てるのですから、ご家族の自分の居場所をしっかり作りこんでいただきたいと思います」

と大西店長。そして、寝室裏には広いウォークインクローゼットが。

「大空間のリビングと同様にご要望が多いのが、ウォークインクローゼットです。ご家族の洋服を収納するファミリークロークも兼ねています。
ウォークインクローゼットは、注文住宅だからこそ実現できる代表的な設備です。大きな収納スペースとしてだけではなく、特に女性の方はここで洋服を身につけて、ご自分の気持ちを上げてくれる空間でもあると思います。日々のモチベーションにつながる空間としての価値があるのです」

たしかにウォークインクローゼットは毎日テンションが上がりそう……! このモデルハウスのコンセプトのひとつは『住む場所』『働く場所』を兼ねた住宅。1階エントランスの店舗空間やテレワークの用途のように、自宅が仕事の場所でもあるライフスタイルが広がっている今だからこそ、「家」は住まう人が安らぐだけでなく、力づけてくれる存在になっていくのではないでしょうか。

【2.5階】空間が折り重なる「壁1cm」の施工テクニック

 

2階には窓に面し、明るい光が入るかわいらしい子供部屋が。そこを出て階段に向かうと……不思議な空間がありました。お子様の遊び場や、ゆっくり読書できる場所としても多目的に使える小部屋です。

「このモデルハウスでは、あえて『自由な使い方ができる空間』にしていますが、収納スペースとしては屋根裏のように階段を上る必要がなく、廊下脇に設けられているため使い勝手がいいですよ。1階に設けても便利です」

と大西さん。
この小部屋のある場所は、リビングから見上げた「ハーフ吹き抜け」の手前にあります。その上部が「2.5階」のような広い空間になっています。気になっていたスペース活用、さっそく上がってみましょう。

小部屋の脇の階段を上がり、2.5階へ。そこはプロジェクターが置かれた部屋です。同じ家の中とは思えないほど雰囲気が一変しました。

「このモデルハウスで想定している店舗併用のバリエーションで設計しました。造作家具を多用し、ソファや机などもオリジナル設計。モニターを設置すればプレゼンテーションやシアタールームとして活用でき、お酒を楽しむ場としても利用可能です」

さらにその上部がもうひとつの小屋裏へと階段でつながり、まるで秘密基地のようなワクワク感にあふれています。お子様にとっては、ここもお気に入りの場所になりそう。

1階部分は落ち着いたシックな空間ですが、2.5階部分は広さ・高さ・段差を自由自在にカスタムした複雑な構造で、家全体に動きと驚きを与えていました。まさに空間のマジック。このようなユニークな間取りにした理由は?

「注文住宅の最小モジュール(幅や広さを調整できる単位)は20〜45cm程度が一般的ですが、当社の『N-ees(ニーズ)』では『1cm』単位で調整できます。 そのため造作家具にぴったり合わせたり動線を確保するなど、空間を余すところなく使って暮らしの可能性を広げられます」

ここまで高い設計力を持つからこそ、たったひとつの「N-ees」という商品の標準仕様のなかで新しい選択肢を提案し続けられるのです。
最後に大西店長に、ハウスメーカーとして注文住宅を建てる価値について聞きました。

注文住宅の価値をワングレードに詰め込んだ「N-ees」

住まいを選ぶには、予算、デザインの自由さ、機能性、保証、将来の資産価値などさまざまな要素を考えます。そのなかで「注文住宅」の良さを、大西店長はどう実感しているのでしょうか。

「まず『長く快適に住んでいただける』ということだと思います。アイ工務店が目指す住まいの形は、使いやすさと快適性。広さや防音性の高さも魅力ですが、もっとも大事なのは分譲マンションよりも、建売よりも、施主様のライフスタイルに最適な家であるということです」

では、どうすれば「長く快適な」家になるのでしょうか? その要素は、アイ工務店が「N-ees」というひとつの商品を磨き込んでいる理由にも繋がります。

「まずは、頑丈で安全であること。耐震等級3を備え、スキップフロアのような階層をずらす設計でも、実証実験で震度7を4回繰り返しても損傷がないことが確認されています。加えて揺れと同調して衝撃を抑える『制震ダンパー』も導入しています」

スキップフロア付き住宅で大地震7に耐える実証実験を行ったのはアイ工務店が世界初。 「制震ダンパー」は以前の「N-ees」ではオプション仕様でしたが、現在は標準仕様にアップデートされています。

「次に、四季の環境変化が激しい日本でも、どんな季節にも影響を受けずストレスがないこと。当社は断熱性能『UA値』と気密性能『C値』の両方で業界トップクラスの水準を実現しています。最近はUA値やC値を理解されているお客様も増え、リテラシーが高い方ほど信頼していただけています。
最後に、設計による暮らしやすさ。建て替えやリフォームを希望して当社にお問い合わせいただく施主様の多くは『収納が少ない』『間取りが使いにくい』というご不満を持っています。全国300拠点あるアイ工務店のモデルハウスで同じ間取りは一つもなく、それぞれ異なる提案を盛り込んでいますが、共通しているのは収納の工夫です。階段下や背の低い空間を活かした収納、造作家具と調和する収納など、アイデアを駆使して「すっきり片付く暮らし」を実現しています。当社は『収納が究極のエコ』という考えを持っています」

注文住宅は豪華な設備やデザインの自由度が魅力です。それを支える技術力で「長く安心して暮らせる」価値を重視してきたのがアイ工務店。

「そうした快適性をすべての施主様にもお届けするために、商品を『N-ees』に絞り、標準設備にしています。統一されたパッケージを熟練度の高い職人が繰り返し施工することで、施工の精度や性能値が年々向上し、品質をアップデートしてきました。ワングレードで最高性能を提供します」

外壁をオリジナルのサイディング素材にしているのも、メンテナンスコストを軽くするため。断熱性や気密性は空調費用を節約します。マンションのように修繕費を積立てることがないぶん、家の堅牢さはコストパフォーマンスに直結します。「浮いたコストをお子様に役立てていただきたいという思いです」と大西店長は語ります。

「施主様は『家族のため』に家を建てられます。仕事から帰って安らぎ、時には働く場にもなり、お子様がのびのびと遊べる。それぞれの思いが一つになり、家族全員がお互いを思いやる気持ちが『注文住宅』という選択につながっているのではないでしょうか」

家の機能を底上げする機能をふんだんに盛り込みながら、ひとつのプランを磨き続けることで品質を向上させ続けるアイ工務店。コストパフォーマンスの高いパッケージであると同時に、空間の自由度に驚かされました。自分の理想の邸宅のイメージも広げてくれるアイ工務店のモデルハウスを是非訪れてみてください。

提供

総合住宅展示場ハウジングステージ編集部

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この記事はハウジングステージ編集部が提供しています。

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