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2020/02/29

首都圏・東京で、土地を購入しようとご検討している方へ!昔と比べて高いのか、現在の相場状況に関して

公益財団法人東日本不動産流通機構では、首都圏で流通している不動産の動向を調査しています。このほど『首都圏不動産流通市場の動向(2019年)』)がまとまり、公表されました。それによると、首都圏の一戸建てに適した土地の価格は大きな値動きはなく、10年前に比べて4.8%下がっていることが分かりました。

INDEX

一戸建て向けの土地取引きは10年間で20.8%も増加している

東日本不動産流通機構が2020年1月22日に発表した『首都圏不動産流通市場の動向(2019年)』)によると、首都圏で2019年に取引きが成立した100㎡~200㎡の土地成約は5827件でした。
2018年は5962件だったので、図表1にあるように、前年比では2.3%の減少です。

前年比ではわずかに減少しているのですが、10年前の2009年は4824件だったので、この10年間のタームでみると20.8%増加しています。
年次によって多少の紆余曲折はあっても、一戸建て向けの土地取引きのトレンドは、年々活発になっていることが分かります。

図表1 首都圏の土地(100㎡~200㎡)成約価格の1㎡単価と前年比の推移

首都圏不動産流通市場の動向
(資料:東日本不動産流通機構『首都圏不動産流通市場の動向(2019年)』)

土地の成約価格の1㎡単価は前年比0.1%のダウン

その1㎡当たりの土地の単価、2019年の平均は19.96万円でした。18年は19.97万円だったので、0.1%のダウンです。ダウンとはいえ、下落幅は極めて小さいので、実質的には横ばいといってもいいかもしれません。

この土地の単価、この10年間は極めて安定的に推移しています。
同じ、居住用の不動産でも、新築マンションや中古マンション価格は急速に上がっていますが、100㎡~200㎡の一戸建てに適した土地の価格はそうではありません。

10年前の2009年の成約価格の1㎡単価は20.96万円でした。
2019年は19.96万円なので、10年間で1万円、率にして4.8%も安くなっている計算です。
一戸建て向けの土地はかなり買いやすくなっているといっていいでしょう。

成約価格は新規登録価格より16.9%も安く

土地価格について注目しておきたいのが、新規登録価格と成約価格のギャップです。

先にみたように、2019年の成約価格の1㎡単価の平均は19.96万円ですが、新規登録物件の平均は23.33万円でした。
つまり、新規に登録された価格の平均より、成約価格の平均は3万円以上、率にすると16.9%も安くなっているのです。

全く同じ物件を比較できるわけではないので、単純な比較はしにくいのですが、これだけの差があるということは、取引き成立までの過程で値引き交渉が行われており、新規登録時の価格よりかなり安い価格で取引きが成立しているのではないかと推測されます。
これから土地の取得を考えている人は知っておきたい点です。

東京23区と千葉県の1㎡単価には4.7倍の格差

この1㎡単価、いうまでなく地域によって大きな差があります。

東京都23区の単価の平均は49.94万円ですが、東京都下は21.31万円に下がり、神奈川県の横浜市・川崎市が21.56万円とほぼ同じ水準です。
それに対して、神奈川県のその他の地域の平均は14.55万円で、埼玉県は13.65万円、千葉県は10.66万円でした。図表2にある通りです。

最も高い東京都23区と千葉県の間には、4.7倍もの格差があります。
100㎡換算では東京都23区では土地だけで4994万円の予算が必要なのに対して、千葉県であれば1066万円で住むことになります。

これだけの差があっても、やはり東京都23区がいいのかどうか、改めてジックリ考えてみたいところです。

図表2 首都圏の土地(100㎡~200㎡)成約価格の地域別1㎡単価

東日本不動産流通機構『首都圏不動産流通市場の動向(2019年)』
(資料:東日本不動産流通機構『首都圏不動産流通市場の動向(2019年)』)

著者

山下和之(やました・かずゆき)

新聞・雑誌・単行本の原稿制作、各種講演・メディア出演など広範に活動。主な著書に『よくわかる不動産業界』(日本実業出版社)、『マイホーム購入トクする資金プラントと税金対策』(学研プラス)、『住宅ローン相談ハンドブック』(近代セールス社)などがある。

・山下和之の良い家選び ・Business journal ・現代ビジネス ・ARUHIマガジン
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