Find your new style!

アルバム

家づくりの雑学

2023.04.27

家事室(洗面所・浴室)の失敗事例|メリット・デメリットや作る際のポイントを紹介

住宅の間取りを考えるなかで、家事室を設けるべきかどうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。家事室を設けると日々の家事が効率化されますが、面積には限りがあるため慎重に判断する必要があります。

そこで本記事では家事室のメリット・デメリットや失敗事例を紹介します。本記事を読んでいただければ、家事室を作る際に気を付けるべきことが分かり、後悔しない家作りができるでしょう。

住宅の間取りで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

INDEX

家事室とは

家事室とは洗濯やアイロンがけ、裁縫、家計簿付けなど、家事にまつわる作業をするための部屋であり、ユーティリティスペースとも呼ばれます。

家事室を設けることで主に主婦(夫)の作業が効率化され、生活の質が向上します。

近年では仕事をするために書斎を設けるように、家事をするために家事室を設けるケースも少なくありません。

家事室は個室で設ける場合もあれば、リビングやキッチンの一角にカウンターやデスクを設置するだけの場合もあります。

また、洗面所を広く作り、洗濯や洗濯物干し、アイロン、収納などをすべて一部屋で完結させる部屋をランドリールームと呼びます。

家事室を作るメリット

家事室を作るべきか悩んでいる方は、家事室を作るメリットを把握しましょう。具体的なメリットは以下の通りです。

  • ● 家事を効率的にこなせる
  • ● リビングをきれいに保てる

各項目について詳しく解説します。

家事を効率的にこなせる

家事室を作ると家事を効率的にこなせます。たとえばランドリールームがあれば、以下のような一連の作業を短縮できます。

  • ● 洗面所で洗濯物を洗う
  • ● ベランダまで洗濯物を運ぶ
  • ● ベランダで洗濯物を干す
  • ● 乾いた洗濯物を畳んで収納する

階段の往復などもなくなるため、家事を時短できるだけでなく、体力的にも楽になるでしょう。家族が多く一日に何度も洗濯機を回す方は、多くの時間を短縮できます。

また、家計簿管理や裁縫など、集中して作業したいときにも家事室は便利です。家族がテレビを見ているリビングなどで集中して作業するのは難しいですが、家事室があればやるべきことに集中して取り組めます。

リビングをきれいに保てる

家事室を作るとリビングで洗濯物を広げたり、書類を置いたりする必要がなくなるため、リビングから余計な荷物を減らせます。

使用頻度の高いものは、どうしてもリビングに置くことが多くなるため散らかりがちです。しかし、家事室を設けると家事にまつわるものをすべて家事室に収納できるため、散らからずに済みます。

急な来客時にも慌てることなく対応できるでしょう。

家事室を作るデメリット

家事室にはメリットがある一方で、以下のような注意すべきデメリットもあります。

  • ● 他の部屋の面積を削る必要がある
  • ● 有効活用できない場合がある

各項目について詳しく解説します。

他の部屋の面積を削る必要がある

家事室があると日々の家事が効率的になりますが、家事室を作る分、他の部屋の面積を削る必要があります。住宅を建てる際は人それぞれ予算があり、購入できる土地や建物には限度があるため、限られた面積のなかで間取りを考えなければなりません。

たとえば5畳の家事室を作る場合、リビングや寝室、子ども部屋から5畳分の面積を削ることになります。生活の満足度を下げないためにも、どの部屋を広く作るか優先順位を付けましょう。

優先順位を付ける際は家族の希望やライフスタイルに合わせて考える必要があります。具体的には、一家団欒の時間を優先したい場合はリビングを広くする、寝室を寝る以外の用途で使わないのであれば狭くするなどです。

家事室には洗濯機や乾燥機などの家電や洗面台、棚などを設置するスペースも必要です。どの程度の広さを確保するか考えたうえで、住宅全体の間取りを検討しましょう。

有効活用できない場合がある

せっかく家事室を作ったものの、家事室として有効活用できない場合もあります。

たとえば、まだ子どもが小さく家事の合間も目が離せない場合です。小さな子どもがリビングで遊んでいるなか、家事室で家事に専念するのは難しいでしょう。子どもの様子を見るために洗濯物をリビングに持ち込んで畳んだり、アイロンをかけたりと、家事室を有効活用できない可能性があります。

また、家事室を作ったもののテレビを見たりラジオを聴いたりしながら家事をしたい方は、結局リビングなどで家事をすることになり、家事室が収納部屋になるケースもあります。

家事室の失敗事例

家事室のメリット・デメリットが分かったところで、本章では家事室の失敗事例を3つ解説します。

  • ● 独立した家事室の失敗事例
  • ● オープンスペース家事室の失敗事例
  • ● ランドリールームの失敗事例

家事室を作る際に失敗しないためにも、どのような失敗事例があるのかを把握して参考にしましょう。

独立した家事室の失敗事例

独立した家事室は家事を行うための専用スペースとして人気がありますが、面積での失敗が多い傾向にあります。

たとえば「必要以上に広く作りすぎてしまい持て余している」「他の部屋の面積を確保するために狭く作った結果、使い勝手が悪い」などです。

家事室は基本的に家事を行う専用スペースであるため、他の用途として使用しにくい傾向があります。そのため、広く作りすぎて持て余すと有効活用できません。持て余している面積を他の部屋に回せば良かったと後悔しないよう、具体的な使い方を明確にして設計しましょう。

一方、家事室が狭すぎると必要な家電や収納スペースが不足してしまいます。家事室の用途をもとに、洗濯機や乾燥機置き場、アイロンがけができるスペースなどを確保しましょう。

オープンスペース家事室の失敗事例

オープンスペース家事室とは、リビングやダイニングなどの一角に設けられている家事スペースです。独立した家事室のようにまとまった広さは必要ないため、限られた面積で家事スペースを確保できます。

しかし、以下のような失敗事例もあるため注意しましょう。

  • ● 来客時にリビングから見られてしまう
  • ● 都度片付ける必要がある
  • ● 生活音が気に立って家事に集中できない

オープンスペースの家事室はリビングなどと一体になるため、子どもの様子などを見ながら家事をできるメリットがあります。

一方で、テレビの音が気になったり、子どもに邪魔されたりと効率良く家事をこなせない場合もあるでしょう。また、来客時などは家事スペースが見えてしまうため、都度片付ける必要があります。

上記のような失敗の対策として、リビングやダイニング近くに家事室を作る際は、半個室のような形で作るのがおすすめです。

半個室であれば目隠しなどを設けることで、来客時にリビング側から見えなくなります。荷物も都度片付ける必要がないため、効率良く家事をこなせるでしょう。

ランドリールームの失敗事例

洗濯や乾燥を行うためのランドリールームにアイロン台を設置したり、収納を設けたりと家事室として使うケースも多いです。

しかし、ランドリールームを作る際は、事前の設計を入念に行わないと以下のような失敗を招きます。

  • 【部屋自体の狭さ】
  • ● スペースが狭くて使いにくい
  • ● 朝に家族同士の支度で混雑する
  • 【必要な場所の欠如】
  • ● コンセントが不足している
  • ● 洗濯物を干す場所がない
  • ● 洗濯物を畳んだりアイロンをかけたりする場所がない
  • ● 脱いだ衣類を置く場所がない
  • ● バスタオルをかける場所がない
  • ● 化粧品などの小物類の収納が不足している
  • ● 洗剤などのストック品の収納が不足している
  • 【そのほかの失敗】
  • ● 湿気っぽくカビが生えやすい
  • ● 床が濡れるので、傷みが気になる
  • ● 外からの視線が気になりいつもブラインドを下げている

ランドリールームに家事機能をまとめる場合、家電の設置や作業スペースの確保でまとまった広さが必要になります。どのような家電を置くのか、収納はどの程度必要かを具体的にイメージしましょう。

また、湿気がたまりやすい場所であるため、除湿機を設置したり窓の数を増やしたりとカビ対策も需要です。壁や床だけでなく収納棚なども湿気に強い素材を使い、きれいな状態を保ちましょう。

家事をスムーズにこなすために、上記の間取りのようにランドリールームを中心にした回遊性のある間取りにするのもおすすめです。

家事室を作る際のポイント

家事室の失敗事例が分かったところで、本章では失敗しない家事室を作る際のポイントを3つ紹介します。

  • ● 使用する用途・目的を明確にする
  • ● 他の部屋の広さとの兼ね合いに注意する
  • ● 建築コストを考える

各項目について具体的に見ていきましょう。

使用する用途・目的を明確にする

家事室を作る際は、どのような用途や目的で使用するかを明確にしましょう。

用途や目的を明確にすることで、必要な広さや機能、レイアウトが定まるためです。たとえば、室内干しをするのであれば、物干し竿を設置するスペースや除湿機などが必要になります。除湿機の具体的なサイズや物干し竿を設置する場所を決めると、室内のレイアウトも定まるでしょう。

家事室で何をするのか、何を置くのかを具体的に考える必要があります。

他の部屋の広さとの兼ね合いに注意する

家事室を作る際は、他の部屋の広さとの兼ね合いに注意しましょう。

家の面積には限りがあるため、家事室を作る際は他の部屋を狭くする必要があります。しかし、家族が集うリビングやリラックスするためのプライベート空間を狭くすると生活の満足度が下がる恐れもあるため、どの部屋の面積を広くするべきか優先順位を付けましょう。

家事室を使用する用途・目的から必要な面積を考えて、他の部屋の面積を圧迫しすぎない適切な広さを設定する必要があります。

また、ランドリールームは洗濯や乾燥の音が響くため、隣接する部屋への音漏れの配慮が必要です。防音対策をする、使用頻度の低い部屋を隣接させるなど、ライフスタイルをもとに判断しましょう。

建築コストを考える

家事室を作ると建築コストが増加してしまう可能性があります。具体的には以下のような設備費用です。

  • ● エアコン
  • ● 浴室乾燥機
  • ● スロップシンク
  • ● 衣類乾燥機や除湿機

他にも防水・防湿対策や防音対策をする場合、別途追加費用がかかります。また、配管の関係もあるため、水回りは近い場所にまとめるなどの工夫も必要です。

上記の間取りであれば、家事を近い範囲で効率的にこなせます。どのような間取りにすれば、使い勝手の良さと建築コストの削減を両立させられるのかをハウスメーカーと相談しながら設計しましょう。

まとめ

本記事では家事室のメリット・デメリットや失敗事例を紹介しました。

家事室とは洗濯やアイロンがけ、裁縫、家計簿付けなど、家事にまつわる作業をするための部屋であり、ユーティリティスペースとも呼ばれます。

上記のような家事機能を一箇所にまとめることで、階段の往復などもなくなるため、家事を時短できます。また、家事に必要なものはすべて家事室にまとめられるため、リビングが散らかる心配もいりません。家計簿管理や裁縫など、集中して作業したいときにも家事室は役立ちます。

しかし、住宅の面積には限りがあるため、家事室を作るにはどこかの部屋を狭くする必要があります。家事室を作った結果満足に活用できない場合「他の部屋を広くするべきだった」と後悔しないよう、本記事で紹介した失敗事例やポイントを踏まえて家事室を作りましょう。

執筆・情報提供

岡﨑渉(おかざきわたる)

国立大学卒業後新卒で大手不動産仲介会社に入社。約3年間勤務した後に独立。現在はWebライターとして活動中。不動産営業時代は、実需・投資用の幅広い物件を扱っていた経験から、Webライターとして主に不動産・投資系の記事を扱う。さまざまなメディアにて多数の執筆実績あり。宅地建物取引士・FP3級の資格を保有。

© Housing Stage All rights reserved.

この記事はハウジングステージ編集部が提供しています。

この記事をシェアする

おすすめ記事 他の記事を見る

pagetop