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家づくりの雑学

2020.10.15

子どもとともに成長する我が家 今はまだ赤ちゃんでも、どうする?「子ども部屋」問題。

今はまだ赤ちゃんでも、どうする?「子ども部屋」問題。
妊娠アプリ「ninaru」や育児アプリ「ninaru baby」の編集長(事業責任者)として働く株式会社エバーセンスの坂上洋一さん。新居完成後に長男が産まれ、その3年後、次男が誕生しました。今はまだ2階のLDKを中心に子どもたちと過ごしていますが、そろそろ「子ども部屋、どうしよう?」と頭をよぎるようになってきたといいます。果たして、子ども部屋って必要なの? 
今回で「子どもとともに成長する我が家」も最終回。坂上家の「子ども部屋」問題についてお話をうかがいました。

INDEX

個室を与える前の時間をもっとも豊かなものに

僕と同世代の友人たちの多くはマンション暮らしです。広さは我が家とほぼ同じくらいですが、マンションなので3LDK、4LDKと子どもが使える部屋もあらかじめ用意されています。

僕は中古のマンションや戸建て、建売物件を見ていくなかで、できる限り、部屋を細かく区切るのはやめようと思いました。それで2階のLDKと和室はほぼワンルームにして、1階に主寝室と子ども部屋、水まわりを設けました。

子ども部屋の広さは10畳です。兄弟で使うにはそれほど広い部屋とはいえませんが、子どもたちが個室を必要とする時間は本当に少ないと思うので、この広さでも十分だと思っています。

僕の子どものころを振り返っても、個室に籠っている時間はほとんどありませんでした。おそらく、息子たちも小学校に進学しても当面はリビングで勉強するでしょうし、子ども部屋を使うようになるのは小学校高学年くらいかな。その後、中学、高校に入れば、部活や友達と遊ぶことに夢中になって、家にいる時間そのものが少なくなるでしょう。大学生になれば家を出て一人暮らしを始めるようになるかもしれません。

このように息子たちが子ども部屋で過ごす時間はかなり限られています。それならば、僕は子ども部屋に重点を置いた家ではなく、むしろ、子どもたちが自分の部屋を必要とするまでの時間をいかに楽しく、豊かに過ごさせるかが一番大事だと思っていました。

子ども部屋は変幻自在な空間に!壁で仕切らないアイデア

新居の計画が進行中に妻の妊娠が分かったのですが、そのときはまだ男の子か、女の子かも分かっていませんでした。とりあえず、子ども部屋は1つ用意したけれど、今後、2人目の子どもが産まれたら、そのときは部屋を2つに分けて使えばいいかなと思っていました。

実は、僕も幼少時は妹と部屋をシェアしていて、小学校高学年のときに父が壁を作って部屋を分けてくれたのです。

幸い我が家は2人目も男の子。まだ漠然としていますが、今のところは10畳を兄弟それぞれ寝るスペース、共有の勉強スペースと3三つに分けるスタイルをイメージしています。スペースを区切る間仕切りは、壁ではなく、背面に板を貼った奥行きの浅い棚板を活用すれば、2人で相談し合いながら共有できるかもしれません。

これから先、子どもたちが「自分たちの部屋が欲しい」と言い出したら、どんな部屋にしたいのか、子どもたちと相談しながら決めていけばいい。それぞれが知恵を出し合ったら、もっと自由に有効的に使えるかもしれません。

僕はガチガチに作り込んで考えるのではなく、子どもたちの成長に合わせて柔軟に対応できる家にしたかったのです。

住みながら新たな発見も。戸建てならではの楽しみ方

僕は息子たちが小学生までは本気で遊ぼうと思っていますが、それから先はもっと広い世界を見てほしいと思っています。僕自身の経験談なのですが、子どものころに「母親の言っていることがすべてじゃないんだ」と気づいたときはかなりショックでした。幼いころは親の存在が大部分を占めていても仕方ないのですが、ある程度、年齢を重ねたらもっとたくさんの人たちと出会って、いろいろな世界があることを知ってほしい。父親の僕が知っている世界なんて、本当に限られたごく一部でしかないのだから。

最近、6畳くらいのバルコニーに小さなテントを張って、子どもたちと一緒に2泊しました。バルコニーは隣家とは真逆の竹林側にあるので、近所の視線も話し声も気にならず、アウトドア初心者の我が家にはぴったりの環境です。夜、風が吹いて竹の葉がカサカサと揺れる音に子どもたちは少し怖がっていたようですが、何かあればすぐに家の中に戻れます。これも一戸建てならではの楽しみ方ですね。

子どもの成長に合わせて住まいも柔軟に対応できる家。これは住まい手自身も家に対して柔軟な思考を持ち合わせないと実現できません。そのためにはたくさんの実例を見てイメージを膨らませることです。住宅展示場にはさまざまなケースを想定した間取りや、子ども部屋の活用術があります。ぜひ、ご家族そろって住宅展示場で納得のいく住まいづくりのヒントを見つけてみてください。

子供部屋

執筆・情報提供

坂上 洋一(株式会社エバーセンス ninaru事業部長 妊娠アプリ「ninaru」、育児アプリ「ninaru baby」事業責任者)

出版社に10年以上勤めた後、株式会社エバーセンスに転職。現在は、妊娠から育児期のママやパパに寄り添うサービスを展開する「ninaru」シリーズの事業責任者として、子育て関連の事業を手がける。自身も2人の男の子の父であり、数年前に一戸建てを購入している。

執筆:石倉 夏枝(編集・ライター)
住宅関連企業に従事したのち、2008年に出版社へ入社し、雑誌編集に携わる。住宅・インテリア、働き方・オフィス、ものづくり、ペットの猫など、さまざまなジャンルの媒体を手がけ、2019年に独立。現在はフリーランスの編集・ライターとして活動中。

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この記事はネクスト・アイズ(株)が提供しています。

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