Find your new style!

会員番号:

家づくりの雑学

2023.07.25

建築の坪単価とは?計算方法や価格相場を徹底解説

最終更新日:2026/05/25

住宅を建てる際に、どの程度の費用がかかるのか気になっている方も多いでしょう。資金計画を立てるうえで、重要となるポイントが坪単価です。

坪単価を把握していないと割高なことに気づかずに住宅建築を依頼してしまう恐れがあるため、必ず坪単価を加味して依頼先を比較検討する必要があります。

本記事では坪単価の計算方法や相場、注意点について解説します。

INDEX

坪単価とは?

坪単価とは、住宅を建築する際の1坪(約3.3平米)あたりの価格を意味します。計算式は以下の通りです。
坪単価 = 本体工事費 ÷ 延べ床面積(坪数)
例えば、本体工事費が2,500万円で延べ床面積が40坪の場合、「2,500万円 ÷ 40坪 = 62.5万円」となります。

坪単価を用いることで、比較しにくい物件の価値を算出できます。例えば、30坪で1,800万円の住宅と、40坪で2,000万円の住宅がある場合、どちらの価値が高いかを判断するのは難しいでしょう。しかし、坪単価になおすと1,800万円の住宅は1坪あたり60万円、2,000万円の住宅は1坪あたり50万円となるため、1,800万円の住宅のほうが価値は高いと判断できます。
坪単価の考え方はマンションと戸建てを検討する際にも有効であるため、住宅購入時の参考にするのがおすすめです。
なお、住宅では坪数や畳数、平米(㎡)など複数の単位が使用されるため、単位が混在すると広さの目安が分からない方も多いでしょう。
坪数、平米、畳など違いについて知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

関連記事:
建坪とは?計算方法、延床との違いや坪単価との関係を解説!|住宅展示場のハウジングステージ

坪単価と平米単価はどのように違う?

「坪」は、日本で昔から使われている尺貫法の単位で、1坪は1辺が6尺(約1.81818178m)の正方形です。平方メートルで計算すると3.30578m2。畳の大きさは種類がありますが、大体畳2畳分の広さです。

つまり1坪=約3.3平米(m2)、1平米は1m2です。建築費用を延べ床面積(m2)を割ったものが、建物の延べ床面積1平米あたりの建築費用で、これを平米単価といいます。
換算する際は例えば、延べ床面積が30.25坪となっていた場合、平米になおす際には3.30578を掛けると、99.99m2=約100㎡と分かります。逆に平米数から坪数を計算する場合は、1平米に0.3025を掛けて行います。

関連記事:
一平米の広さ、坪数は?家を購入する際に知っておきたい、家の大きさの把握|住宅展示場のハウジングステージ

坪単価の計算方法は?

家の平米数をもとに坪単価を計算するには、いくつかの方法があります。下記を参考にしておおよその数字の感覚の違いをつかんでください。

公式を用いて、家の本体価格を坪数で割る

坪単価は、家のお値ごろ感やグレード感を知る指標として、広告などでもよく表示される数字です。建物の価格を他と比べる際に、それぞれ面積が異なる状態を解消して、分かりやすくする効果があります。賃貸住宅の家賃を、坪単価で比較することもできます。
坪単価の出し方は建物の本体価格を延べ床面積(坪)で割って計算しましょう。
家の本体価格 ÷ 坪数(延べ床面積) = 坪単価
例えば建物の本体価格が2,400万円で、延べ床面積が40坪だった場合の坪単価は「2,400万円÷40坪」となり、坪単価60万円です。

平米単価から坪単価を計算するには?

不動産業界も、徐々にメートル法に統一する方向にあり、平米単価が記載されていることもあります。しかし他のメーカーの坪単価と比較する場合に、不便な場合もあるでしょう。
「1平米=0.3025坪」なので、坪単価の出し方の計算式は「平米単価÷0.3025」です。

例えば、平米単価が18万1,500円だった場合、「181,500÷0.3025=600,000」
この場合、坪単価では60万円に相当するという計算になります。

ExcelやWebサイト、計算ツールも活用しよう

どうやって計算するかを覚えていなくても、各ハウスメーカーの坪単価ほかのスペックを比較するような場合、Excelの表にまとめると一覧できて便利です。
その際に、平米単価と坪単価のセルを作っておき、坪数を平米(m2)に換算する場合は「=坪数*3.30578」、平米を坪数に換算する場合は、「=平方メートル*0.3025」と数式を埋め込んでおけば、自動で計算してくれるでしょう。
また、Webサイト上や計算ツールのアプリなどで、入力するだけで簡単に換算してくれるものがあります。

坪単価の計算方法や価格表示で気を付けること6つ

平均的な坪単価が分かったところで、坪単価に関する注意点を6つ紹介します。

  1. 本体工事費は総額工事費とは別
  2. 施工床面積と延べ床面積のどちらで計算するか
  3. 坪単価はハウスメーカーによって異なる
  4. 建物が小さくなると坪単価は高くなる
  5. 家の形状によって坪単価は異なる
  6. 坪単価の算出方法は会社によって異なる

上記の注意点を把握せずにハウスメーカーを選ぶと、表面的な坪単価でしか判断できなくなるため、本質的ではありません。それぞれの注意点について見ていきましょう。

①本体工事費は総額工事費とは別

本体工事費とは建物そのものにかかる費用です。一方で、住宅を建てる際にハウスメーカーに支払うトータルの費用を総額工事費と呼びます。しかし、坪単価を算出する際に使用するのは本体工事費であり、総額工事費とは異なる点に注意しましょう。
総額工事費とは本体工事費に付帯工事費を足したものです。本体工事費と付帯工事費の内訳は以下の表を参考にしてください。

本体工事費
  • ● 仮設工事
  • ● 基礎・土台工事
  • ● 木工工事
  • ● 屋根工事
  • ● 建具工事
  • ● 仕上げ工事
  • ● 設備工事 など
付帯工事費
  • ● 外構工事
  • ● 水道管やガス管の引き込み工事
  • ● 造園工事
  • ● 屋外電気工事
  • ● 照明器具工事 など

総額工事費のうち、本体工事費が7〜8割、付帯工事費が2〜3割を占めるのが一般的です。そのため、ハウスメーカーなどが提示する坪単価だけで総額工事費を算出すると、実際の支払額と差異が生じます。住宅を建てる際は、必ず総額工事費を確認しましょう。

なお、上記の費用は住宅ローンに組み込めますが、住宅購入時には住宅ローンに組み込めない、もしくは諸経費ローンとして別途ローンを組まなければならない費用があります。具体的には以下の通りです。

  • ● 印紙税
  • ● 登録免許税(登記費用)
  • ● 不動産取得税
  • ● 仲介手数料
  • ● 引っ越し代
  • ● 火災保険 など

住宅を購入する際は、総額工事費の他に諸費用も含めて資金計画を立てる必要があります。
住宅の建築費について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:家を建てる費用はどれぐらい必要?建築費とは何を指す?予算の目安について|住宅展示場のハウジングステージ

② 施工床面積と延べ床面積のどちらで計算するか

坪単価計算は、延べ床面積以外に施工床面積で計算する場合があります。

延べ床面積は建物全体の床面積の合計で、2階建家屋なら1階と2階の床面積を合わせたものです。そして延べ床面積に含まれない玄関ポーチ、クローゼット、押し入れ、ベランダ、地下室、吹き抜けなどを含んだものが、施工床面積です。

施工床面積のほうが大きい=坪単価は下がるため、比較の際には注意が必要です。
例えば同じ本体工事費2,400万円でも、延べ床面積が30坪、施工床面積が40坪の違いがあった場合、坪単価は80万円と60万円の違いとなってしまいます。

③坪単価はハウスメーカーによって異なる

本記事では平均的な坪単価について紹介しましたが、ハウスメーカーによって坪単価は異なります。また、同じハウスメーカーでも建物や設備のグレードによって坪単価は変わるため、あくまでも目安として考えましょう。
実際にハウスメーカーを選ぶ際は、住宅展示場でモデルハウスを内覧したり、パンフレットを取り寄せたりと総合的な観点で選ぶ必要があります。

④建物が小さくなると坪単価は高くなる

住宅は建物が小さくなったとしても、浴室やキッチン、トイレなど最低限必要な設備は変わらないため、坪単価が高くなる傾向にあります。

また、平屋についても同様の理由によるほか、同じ面積の2階建家屋に比べて、坪あたりで基礎部分など工事費の高い箇所が占める割合が上がることから、坪単価は高めとなります。

そのため、建物を小さくして総額工事費が下がったとしても、坪単価は高くなっているケースが多いです。坪単価が高いか安いかだけで判断するのではなく、理想の生活を実現できるかどうかで判断しましょう。

⑤家の形状によって坪単価は異なる

一般的に建物の形状が複雑になるほど、工事費が高くなり坪単価も上がります。具体的には凹凸のあるデザインです。
L字型やコの字型の住宅は外壁の面積が増え、使用する木材や外壁材が多くなります。同じ延べ床面積であっても、家の形状が複雑になるほど坪単価は高くなると考えましょう。
なるべく費用をおさえたい方は、キューブ型や1階と2階の面積が同じ総2階の住宅など、フラットなデザインの住宅がおすすめです。

⑥坪単価の算出方法は会社によって異なる

坪単価は「本体工事費 ÷ 延べ床面積(坪数)」で求められるとお伝えしましたが、前述のようにハウスメーカーによっては施工床面積で坪単価を算出しているケースもあります。
坪単価が安いと思って依頼したにも関わらず、総額工事費が想定よりも高くなる恐れがあるため、事前に坪単価をどのように算出しているかを確認しましょう。このような見方をすることで、ハウスメーカー選びの失敗を避けられます。

坪単価に含まれる工事費用の内訳

注文住宅の坪単価に含まれるものは、施工の依頼先で異なる場合がありますが、基本的に建物本体に関する建築費のみとなり、以下の費用が含まれると考えましょう。

  • ● 基礎・柱などの躯体工事や窓や屋根などの外部工事
  • ● キッチンや浴室、トイレなどの住宅設備工事
  • ● 床材や壁紙、建具などの内装工事

坪単価は建物本体の建築にかかった費用を建物の坪数で割ったものであり、付帯工事費用や諸費用は含まれないのが普通です。以下は含まれていないことが多い項目です。

  • ● ガスや水道の引き込み・配管の工事費用
  • ● エアコン・照明・カーテンなどの費用と工賃
  • ● 駐車場・庭などの外構で必要な工事費用
  • ● 地盤改良工事でかかる費用
  • ● 不動産取得税、印紙税などの税金
  • ● 住宅ローンの融資事務手数料、保証料など
  • ● 火災保険や地震保険などの保険料
  • ● 地鎮祭にかかる諸費用

このほか引っ越し・仮住まいの費用も坪単価計算の対象外です。

坪単価の平均【構造別】

国土交通省の建築着工統計調査によると、2022年度の居住専用住宅の構造別坪単価は以下の通りです。

木造 鉄骨造 鉄筋コンクリート造 鉄骨鉄筋コンクリート造
約58万円 約89万円 約91万円 約86万円

参照元:建築着工統計調査
単価は地域によっても変動しますが、上記の価格を参考にして適正価格かどうかを判断しましょう。

坪単価の平均【都道府県別】

以下は坪単価の平均額を都道府県別にまとめたものです。建物の坪単価は土地と異なり都市部が高いというわけではなく、地域ごとの傾向となります。

都道府県 坪単価の相場(土地も購入する場合)
北海道 約106万円
青森県 約98万円
岩手県 約96万円
宮城県 約98万円
秋田県 約98万円
山形県 約96万円
福島県 約100万円
茨城県 約99万円
栃木県 約101万円
群馬県 約101万円
埼玉県 約104万円
千葉県 約102万円
東京都 約105万円
神奈川県 約103万円
新潟県 約100万円
富山県 約85万円
石川県 約94万円
福井県 約96万円
山梨県 約99万円
長野県 約104万円
岐阜県 約100万円
静岡県 約98万円
愛知県 約102万円
三重県 約102万円
滋賀県 約98万円
京都府 約98万円
大阪府 約97万円
兵庫県 約103万円
奈良県 約108万円
和歌山県 約96万円
鳥取県 約100万円
島根県 約89万円
岡山県 約106万円
広島県 約104万円
山口県 約102万円
徳島県 約93万円
香川県 約94万円
愛媛県 約96万円
高知県 約101万円
福岡県 約103万円
佐賀県 約99万円
長崎県 約99万円
熊本県 約106万円
大分県 約105万円
宮崎県 約101万円
鹿児島県 約102万円
沖縄県 約107万円

※2023年住宅金融支援機構のデータをもとに、旭化成ホームズによる試算結果

建築坪単価は、資材や原油、人件費の高騰によって変動が大きいため、必要に応じて最新のデータを参照してください。

ご参考:
フラット35利用者調査

坪単価の平均【ハウスメーカー別】

坪単価の目安はハウスメーカーによって異なります。具体的な違いは以下の表を参考にしてください。

大手ハウスメーカー 70〜90万円
ローコストメーカー 30〜50万円
工務店 50〜60万円
設計事務所 90万円~

それぞれの詳細について解説します。
大手ハウスメーカーの坪単価は70~90万円
大手ハウスメーカーは、基本的に日本全国を対応エリアとしており、テレビCMなどで数多くの顧客に認知されています。大手ハウスメーカーの坪単価は70〜90万円程度であったものが、近年は坪単価100万円を超える状況になっています。

大手ハウスメーカーの坪単価が高い理由は以下の通りです。

  • ● 多くの広告宣伝費をかけている
  • ● 会社の規模が大きく人件費がかかる
  • ● 快適な住まいを作るために多くの研究開発費をかけている
  • ● 長期保証がありアフターサービスが充実している
  • ● 住宅の選択肢が豊富にある

本来の工事費以外に上記のような価格が上乗せされていると考えましょう。しかし、必ずしもネガティブなことではありません。豊富な実績や提案力、充実した保証内容など、大手でなければ実現できないことも数多くあります。
大手ハウスメーカーに依頼することで、長期的に安心して生活できるでしょう。

ローコストメーカーの坪単価は30~50万円

ローコストメーカーとは、注文住宅でありながら建物の価格をおさえたローコスト住宅を建てるメーカーのことです。ローコストで住宅を建築できるのは、住宅の規格や設備を均一化しているためです。
住宅の規格や設備を均一化することで、建材の大量生産が可能となり材料費を削減できます。また、施工内容が似ている住宅が多くなるため、作業の効率化が図れ人件費の削減にも繋がっています。
ただし、オプションをつけると費用が割高になるケースが多いため、仕様変更の自由度は下がると考えましょう。同じローコストメーカーの建物は外観なども似たデザインになるため、他の住宅と差別化を図りたい方は、似ている住宅がないエリアで建てるなどの工夫が必要です。

工務店の坪単価は50~60万円

工務店とは、一般的にハウスメーカーよりも狭い地域で住宅建築を請け負う会社です。ハウスメーカーが全国展開だとすれば、工務店は地域密着型と考えましょう。
工務店はハウスメーカーほど大々的な広告費用をかけていないケースが多く、その分坪単価もおさえられている傾向にあります。また、ハウスメーカーのように住宅規格が統一されていないため、比較的自由度の高い設計が可能です。地域に密着していることもあり、困りごとが発生した際にすぐに相談しやすい点も特徴です。
ただし、工務店によって技術力にバラつきがあるため、施工実績や地域での評判をもとに慎重に検討する必要があります。アフターサービスも大手ハウスメーカーほど充実していない傾向にあるため、長期目線で検討しましょう。

設計事務所の坪単価は90万円~

設計事務所とは、住宅の設計を専門に請け負う会社です。住宅の施工は設計事務所から依頼を受けた工務店が行うため、設計事務所では建築しません。
設計事務所とハウスメーカー・工務店の大きな違いは、完全オーダーメイド設計で独自の住宅を作れることです。ハウスメーカーや工務店でもオーダーは可能ですが、いくつかの決められた型に沿って住宅を建築します。
そのため注文住宅とはいえ、ある程度均一化されたデザインの住宅になってしまいます。一方、設計事務所に依頼することでオンリーワンの住宅を建てられるため、他とは違う住宅を建てたい方は設計事務所に依頼しましょう。
ただし、オンリーワンの設計であるため、坪単価は高額になる傾向にあります。

注文住宅の坪単価を抑えるためのポイント

階層ごとの床面積をそろえシンプルなデザインの住宅にする

前述のように凹凸の少ない外壁や総2階のシンプルな構造の建物は、坪単価上有利となります。これは、外壁の形がシンプルだと表面積が小さくでき、スペースも有効活用できるためです。

このほか、プラン上必要以上に隔壁=部屋数を設けないことでも、費用を抑えられるでしょう。近年は家族のつながりを感じやすいスキップフロアや開放的な吹き抜けが人気ですが、細かい部屋割よりも坪単価を抑える効果もあるといえます。

子ども部屋や2階居室などは、利用方法が変わりやすいため、必要に応じてシンプルなパーテーションに近い壁を設け、流動的に使うようにすれば、当初の建築費も抑えめにすることが可能です。

このほか廊下を少なくした間取り、水回りを集中して配管を合理化する、注文住宅でも内装・設備を標準仕様にするなどで、坪単価は下げられます。

住宅の構造や工法を見直す

住宅の構造や工法にも目を向けてみましょう。

構造は代表的なもので木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造(RC造)に分類されます。構造とは建物を支える骨組みの種別をあらわし、木造は木材、鉄骨は各種の鉄鋼性骨組み、鉄筋コンクリートは棒状の鉄筋とコンクリートの組み合わせで構成します。

上記3種の中で一番坪単価が安いのは木造です。一般的には同じ面積であれば木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造の順に坪単価を安く仕上げることができます。

また、建物を支え構成するための工法によっても、坪単価は変動するもの。

例えば、ツーバイフォー工法(枠組壁工法) は、面(壁・床・天井パネル)で建物を支える構造をとるため、同じ木造でも軸組工法(在来工法)に比べて、構造的な強度を出しやすいです。また、工場生産可能な部分が大きいなど施工の合理性が高いことで、コストを抑えやすい工法となっています。

反面、ツーバイフォー工法はパネル構造でモジュール=決まった寸法を基準に設計・施工する工法であるため、間取りプランやリノベーションの自由度に制約があるというデメリットも。

構造や工法は、ご家族の要望やコストなど多面的な要素を検討して決めましょう。

坪単価に関するQ&A

坪単価はどうやって計算すれば良い?

坪単価とは、住宅を建築する際の1坪(約3.3平米)あたりの価格のことです。坪単価は以下の計算で求めることができます。

坪単価 = 本体工事費 ÷ 延べ床面積(坪数)

坪単価の計算を正確に行うには、以下の点に注意しましょう。

  • ● 本体工事費だけで計算(総工費ではない)
  • ● 施工会社比較の際は延べ床面積か施工床面積か、同じ基準で比較する
  • ● ハウスメーカー独自の坪単価基準に注意する(何が含まれているか確認する)

坪単価で注文住宅のデザインを決めても良い?

デザインによって坪単価が左右される面はあります。しかし、坪単価のみを基準にして注文住宅のデザインやメーカーを決めるのは、のちの後悔につながりかねません。

ご家族の要望やメーカーごとの特徴を比較検討したうえで、予算に合わせた坪単価とも照らし合わせるようにしましょう。

また、坪単価の比較はメーカーごとの基準を把握したうえで、同様の条件で比較するようにすると、あとで「結局高かった」ということにならずに済みます。

坪単価が安い地域は?

建物の設計施工に対する坪単価は、土地の坪単価とは比例せず、地域ごとに特色があります。これはおもに人件費や運搬費、地域特有の建築基準(寒冷地仕様など)の違いによって生じるものです。

例えば坪単価ランキング上位で寒冷地である北海道(106万円)は、人件費や流通コストの高い東京都(105万円)と近い坪単価となります。

逆に坪単価が比較的安い都道府県は、坪単価90万円前後の富山県・島根県・徳島県などです。

坪単価を抑える方法は?

以下のような方法で、同じ面積に対する坪単価を抑えることができます。

  • ● シンプルな外形や部屋割にする
  • ● 廊下を少なくする
  • ● 水回りを集中して配管を合理化
  • ● 内装・設備を標準仕様にする
  • ● 構造や工法を見直す

まとめ

本記事では坪単価の計算方法や相場、注意点について解説しました。坪単価とは、住宅を建築する際の1坪(約3.3平米)あたりの価格です。
しかし、坪単価を算出する際に使用するのは本体工事費であり、総額工事費とは異なる点に注意しましょう。総額工事費のうち、本体工事費が7〜8割、付帯工事費が2〜3割を占めるのが一般的です。
また、ハウスメーカーによっては延べ床面積ではなく、施工床面積で坪単価を算出しているケースもあります。適正な価格で住宅を建てるためにも、本記事で紹介した坪単価の相場や注意点を参考にして、ハウスメーカーを選びましょう。

執筆・情報提供

滋野 陽造

保有資格:宅地建物取引士 賃貸不動産経営管理士

早稲田大卒。マスコミ広報宣伝・大手メーカーのWebディレクター・不動産仲介業を経て、ライター業・不動産賃貸業に従事。実務経験をもとに住まいづくり、不動産の売却・購入、暮らしの法令などのジャンルで記事の執筆を行う。

© Housing Stage All rights reserved.

この記事はハウジングステージ編集部が提供しています。

この記事をシェアする

おすすめ記事 他の記事を見る

家づくりの雑学の関連記事 他の記事を見る

pagetop