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2019/12/16
「二世帯住宅」の理想と現実。3つの種類からメリット&デメリットをチェック!

両親の高齢にともなって、二世帯住宅を検討する人も少なくありません。
二世帯住宅とひと口にいっても、大きく分けて3種類あるって知ってました?
そこで、今回は二世帯住宅の種類と、種類ごとの違い・特徴を紹介していきます。
INDEX
二世帯住宅の種類
二世帯住宅には、大まかに分けて3つの種類があります。
1つ目は、すべての設備や空間を二世帯で共有する完全同居タイプです。
2つ目は、玄関や浴室のみ共有し、リビングやキッチンは分ける部分共有タイプです。
3つ目は、完全に別の世帯として生活する間取りである完全分離タイプです。
これらの種類によって、それぞれメリットとデメリットがあります。
3つの種類のメリットとデメリット
完全同居タイプ
メリットは、設備がいくつもいらないので、建築費用がほかのタイプに比べて安くできることです。
また、設備が少ない分、広いリビングを設計できます。
家族間の交流時間が増える点もよいでしょう。
デメリットは、それぞれの家族が顔を合わせる時間が多く、プライベートな空間が少ない点です。
もし生活リズムが合わないと、ストレスに感じるかもしれません。
また、光熱費をどちらの世帯が支払うかという問題もあります。
部分共有タイプ
どの部分を共有するか自由に選べるというメリットがあります。
たとえば、庭やバルコニーを共有スペースにするという設計もできます。
共有部分が多いほど、建築費用は安く抑えられます。
適度なプライバシーが保てる一方で、親世帯と子世帯の交流もできます。
デメリットは、共有部分を後で変更することは難しい点です。
事前にしっかりと話し合って決めることが重要です。
生活リズムが異なる場合は、浴室やその他の共有部分を使用するときの音が響きにくいようにする工夫も必要でしょう。
完全分離タイプ
メリットは、生活リズムが異なっていても、お互いに気を遣う必要がない点です。
迷惑をかけることもないですし、文句をいわれることもないのでストレスがかかりません。
ただし、それぞれの世帯にすべての設備が必要なので、建築費用が高くなります。
また、設備が多い分スペースも必要です。
さらに、相手の世帯の暮らしがまったくわからないため、不安に感じるときもあるかもしれません。
間取りを決めるときに、相手の暮らしを感じ取れる工夫をしてみるのもよいでしょう。
まとめ
生活スタイルや今後のライフスタイルを考えて、どのような二世帯住宅が理想的か、今一度、検討してみては?
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この記事はハウジングステージ編集部が提供しています。