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家づくりの雑学

2023.04.27

家族4人の暮らしにおすすめな広さや間取りとは?一戸建てのお部屋構成を解説

最終更新日:2023/12/28

住宅の購入を検討する中で、「4人家族ではどの程度の坪数が必要なのだろうか?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。予算は人によって異なるため、建てられる住宅には違いがありますが、快適に生活するには最低限必要な坪数を把握しておく必要があります。

そこで本記事では、4人家族が暮らす一戸建てに必要な坪数や間取りのポイントを解説します。本記事を読んでいただければ、4人家族に必要な坪数や費用の目安が把握でき、理想のライフスタイルを実現するための最適な間取りが分かるでしょう。

住宅の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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INDEX

4人家族が暮らす家の平均坪数

国土交通省の「住生活基本計画における居住面積水準」によると、4人家族がゆとりのある生活を送るには28〜37坪(約95〜125平米)の床面積が必要とされています。ただし、生活するエリアによって区分けされているため、詳しくは以下の表を参考にしてください。

概要 算定式 4人暮らしの面積(平米)
最低居住面積水準 世帯人数に応じて、健康で文化的な住生活に必要不可欠な住宅面積の水準 2人以上の世帯:10平米 × 世帯人数 + 10平米 50平米
誘導居住面積 世帯人数に応じて豊かな住生活の実現の前提として、多様なライフスタイルを想定した場合に必要な住宅面積の水準 【都市居住型】
都心とその周辺での共同住宅居住を想定
2人以上の世帯:20平米 × 世帯人数 + 15平米 95平米
【一般型】
郊外や都市部以外での戸建住宅居住を想定
2人以上の世帯:25平米 × 世帯人数 + 25平米 125平米

参考:国土交通省『住生活基本計画における居住面積水準』

上記の表を参考にすると、一戸建ての場合は37坪(125平米)程度の広さが望ましいとされています。また必要な部屋数や畳数をもとに「間取り係数」で計算する方法もあります。間取り係数とは家のゆとり度合いを表す数値であり、計算式は以下の通りです。

部屋の畳数 × 間取り係数(1.5〜2.0) ÷ 2

間取り係数は1.5〜2.0の間で計算しますが、一般的に1.6〜1.8に設定するとゆとりのある面積を確保できます。1坪は2畳であるため、各部屋の畳数をもとに必要な坪数を計算してみましょう。

4人家族の人はこんな家に住んでいる

若いご夫婦やカップルの方は、「子どもは2人くらい欲しいが、4人家族の暮らしはイメージしにくい」という場合もあるかと思います。そこで、4人家族の人が平均的にどのような間取りに住んでいるのか、どんな暮らしを送っているかについて説明します。

4人家族で最も多い間取りは3LDK

4人家族へのアンケート結果では、標準的な間取りは「3LDK」であることが分かりました。部屋の間取りタイプへの回答では、3LDKが52%と半数を超えています。また2LDKが26%、4LDKが15%となっており、マンションや一戸建てを合計すると以下のような比率になるようです。

2LDKも4分の1ほどを占めますが、かつて高度成長期の団地住まい・アパート住まいが多かった時代では、最低居住面積水準である50㎡前後の2DK・2LDKが、4人家族の住まいとして標準でした。

またリビング以外の部屋の使い方には、以下のような回答が寄せられています。

  • ● 子ども部屋2・夫婦の寝室1
  • ● 子ども部屋1・夫婦の寝室1・夫の書斎1
  • ● 子ども部屋1・夫婦の寝室1・収納部屋1
  • ● 子ども部屋1・夫婦の寝室1・祖母の寝室1
  • ● 子ども部屋0・家族の寝室1・夫の寝室1・収納部屋1

※アンケート調査:2022年住まいの教科書調べ

夫婦の寝室はおおむね必要である点を除けば、あとの2部屋の使い方は家族それぞれの考え方で異なることが分かります。3LDKと4LDKの違いについては後述しますが、4LDKで一部屋増えても大体上記のパターンに分かれます。

また部屋の使い方は、年数を経るに従って変化する点も忘れてはいけません。

4人家族の生活スタイルとは

子ども部屋については、子ども二人が同性の場合や年齢が離れている場合は一部屋で済ませて、きょうだいが異性で年齢が近い場合は部屋を分ける傾向があります。小さいうちは子ども中心の生活となるため、住まいの機能として求められるのは家事やテレワークをしながら子どもの外遊びや昼寝、宿題などに目が届きやすいことでしょう。

子どもの見守りという点では和室のニーズも見逃せません。近年全体数ではその数が徐々に減っていますが、畳には根強いニーズがあります。住環境研究所の調査によると、畳を敷いている和室や畳スペースを設けなかった家は2010年度の18.8%であったのに対して、2016年度では25.3%に増加しており4人に1人が畳なしの間取りを採用していました。

一方、年代別に和室を設けた割合を比べた結果、若い世代ほど畳がある間取りにしていたことも分かりました。16年度の調査結果で和室などを設けた割合は、20代が76.0%、30代が75.6%、40代が70.6%となりました。

住まいのニーズの違いによる結果と考えられますが、高齢になると畳の高さから立ち上がることの負担が増えていき、テーブルやベッドの暮らしが中心となります。反面子どもが小さい4人家族では、リビングから見える畳スペースに子どもを寝かせたり遊ばせたりすると、家事などに都合が良いでしょう。

畳は柔らかくて転んでも身体のダメージが少なく、フローリングに比べて表面が温かいため、子ども向きと考えるお母さんが多いのもうなずけます。また和室は来客の宿泊や短期間の親の同居などに使い勝手が良く、急なニーズにも労力なく対応できる点も魅力です。

平均的な坪数で建てられる住宅のイメージ

4人家族が生活する平均的な坪数が分かったところで、本章では平均的な坪数でどのような住宅を建てられるのかをご紹介します。3LDKと4LDKに分けて解説しますので、間取りを考える際の参考にしてください。

3LDK

4人家族が3LDKで生活する場合の平均的な間取りは、以下の通りです。

  • ● リビング12畳(6坪)
  • ● キッチン4畳(2坪)
  • ● 玄関2畳(1坪)
  • ● トイレ1畳(0.5坪)
  • ● 浴室2畳(1坪)
  • ● 洗面所2畳(1坪)
  • ● 主寝室7畳 + 収納2畳(4.5坪)
  • ● 子ども部屋①6畳 + 収納1畳(3.5坪)
  • ● 子ども部屋②6畳 + 収納1畳(3.5坪)
  • ● 個別収納2畳(1坪)

上記の場合、合計の坪数は24坪(約80平米)です。廊下部分を含めていないため、廊下を含めると30坪程度となります。

また趣味の部屋や書斎が必要な場合は、さらに広い坪数を確保する必要があると考えましょう。

4LDK

4人家族が4LDKで生活する場合の平均的な間取りは、以下の通りです。

  • ● リビング17畳(8.5坪)
  • ● キッチン4畳(2坪)
  • ● 玄関2畳(1坪)
  • ● トイレ1畳(0.5坪)
  • ● 浴室2畳(1坪)
  • ● 洗面所2畳(1坪)
  • ● 主寝室7畳 + 収納2畳(4.5坪)
  • ● 子ども部屋①6畳 + 収納1畳(3.5坪)
  • ● 子ども部屋②6畳 + 収納1畳(3.5坪)
  • ● 書斎6畳+収納1畳(3.5坪)
  • ● 個別収納2畳(1坪)

3LDKタイプよりもリビングを広くし、書斎を設けています。合計で30坪(約100平米)であるため、ゆとりを持って生活できるでしょう。

近年ではテレワークも普及しているため、仕事用の部屋を作る方が多い傾向にあります。

4人家族が住む住宅を建てるための費用

住宅の費用を計算する際は、土地価格と建物価格に分けて計算する必要があります。また地域によって建てられる建物の制限は異なるため、理想の間取りをもとに建ぺい率や容積率を踏まえて土地を探しましょう。

木造住宅の平均建築費

国税庁の調査によると、2022年(令和4年)の1平米あたりの構造別工事費用(全国平均)は以下の表の通りです。

木造 鉄骨鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造 鉄骨造
17万3,000円 28万4,000円 26万5,000円 25万6,000円

参考:国税庁『地域別・構造別の工事費用表』

上記は1平米あたりの価格であるため、木造住宅1坪(3.306平米)で計算すると約57万円になります。4人家族がゆとりのある生活を送るには28〜37坪の広さが必要であることを踏まえると、建築費用は1,600〜2,100万円程度となります。しかし、設備のグレードや立地によって建築費用は変動する点には注意しましょう。

住宅地の平均価格

一般財団法人土地情報センターの調査によると、2022年(令和4年)の住宅地の平均価格は1平米あたり7万5,600円です。しかし、土地価格は地域によって大きく異なります。たとえば、全国で最も住宅地の平均価格が安い秋田県は1平米あたり1万3,200円ですが、最も高い東京都は38万9,100円です。正確な費用を求めるためには、購入を検討している地域の価格を調べてみましょう。

土地価格以外にも、住宅に関する予算についての地域差では無視できない要素があります。たとえば、地方や郊外では市街化調整区域への建築許可、農地の転用などさまざまな方法で広い土地を安価に宅地開発でき、固定資産税もお得なケースが多いです。

以上のような背景から、地方には持ち家率の高いエリア、都市部には持ち家率の低いエリアが並んでいます。

持ち家住宅率の高い都道府県

2018年調査 2008年調査
1 秋田県 77.3 78.4 (1)
2 富山県 76.8 77.5 (2)
3 山形県 74.9 75.5 (4)
3 福井県 74.9 77.4 (3)
5 岐阜県 74.3 73.9 (5)

持ち家住宅率の低い都道府県

2018年調査 2008年調査
1 沖縄県 44.4 50.2 (2)
2 東京都 45.0 44.6 (1)
3 福岡県 52.8 53.6 (4)
4 大阪府 54.7 53.0 (3)
5 北海道 56.3 57.2 (5)

※総務省統計局発表資料 2008年の()内の数値は、2008年の順位。

また近年では、空き家の増加や限界集落化への対策で、地方自治体がテレワーク生活に移行した層向けに、Uターン・Iターン・移住へのさまざまな優遇政策を準備しています。地域によって建ぺい率・容積率・住宅建築のための最低面積が異なるので、同じ面積の建物を建てる場合でも必要な土地面積が異なります。たとえば、建ぺい率60%の土地に28坪の2階建て住宅を建てるには約23坪の土地、37坪の2階建て住宅を建てるには約30坪の土地が必要です。

土地を選ぶときには、自治体のホームページなどで用途地域を調べておきましょう。このような点を踏まえて、ご希望のエリア別に住宅の費用を算出することをおすすめします。

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間取りを考える際のポイント

4人家族に必要な坪数や建てられる住宅のイメージができたところで、本章では間取りを考える際のポイントを解説します。

快適に生活するためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • ● 収納スペースの確保
  • ● 夫婦それぞれの個室
  • ● 子ども部屋の数
  • ● 家族のコミュニケーション
  • ● 希望のライフスタイル

それぞれのポイントについて解説します。

収納スペースの確保

間取りを考える際は、子どもの年齢を踏まえて十分な収納スペースを確保しましょう。子どもが小さいうちは洋服やおもちゃ程度の荷物しかありませんが、成長するにつれて学習机やベッドなどが必要になります。

また服の数も多くなるので、収納スペースが不足する可能性もあります。それぞれの部屋のクローゼットだけで足りるのか、収納専用の押し入れや納戸を設ける必要があるのかを考えてみましょう。

どの程度の収納を確保するべきか分からない場合は、収納率を参考にするのがおすすめです。収納率は延べ床面積に対する収納面積の割合であり「収納面積 ÷ 延べ床面積 × 100」で求められます。

一般的に一戸建ての収納率は12〜15%程度と言われているため、この数値を目安にして間取りを考えましょう。

夫婦それぞれの個室

4人家族の場合、夫婦は同じ寝室を使うケースが多いです。しかし、1人の時間が欲しい場合などには夫婦それぞれの個室を設けることも検討しましょう。またテレワークで働く場合などでも、個室があったほうが便利です。

子ども部屋の数

間取りを考える際は、子どもの年齢をもとに子ども部屋が必要な期間を考えましょう。一般的に小学校高学年になると子ども部屋を用意するケースが多いですが、同性のきょうだいならば一つの部屋を使ったり、少し大きめの部屋を引き戸やパーティションで区切ったりする方法もあります。

また子どもの年齢が離れていると、一つの子ども部屋で済むケースもあります。たとえば12歳と18歳であれば、上の子が大学進学や就職で独立した際に空いた部屋を下の子が使用できるでしょう。

子どもが独立すると子ども部屋が空き部屋になってしまうため、有効活用できるような間取りを考えるのがおすすめです。

家族のコミュニケーション

家族とのコミュニケーションを重視したい方は、自然にコミュニケーションが生まれる間取りにしましょう。たとえば、2階につながる階段をリビングに設置する方法がおすすめです。玄関から直接2階に上がれる間取りの場合、子どもが帰宅後すぐに自室に行く可能性があります。

しかし、リビングを通らなければ2階に行けない間取りにすると、家族で顔を合わせる機会が増えます。またスキップフロアや吹き抜けにして、家族の気配を感じられるような間取りも人気です。

希望のライフスタイル

希望のライフスタイルを実現できる満足度の高い間取りを考えてみましょう。たとえば、楽器を演奏できる部屋やコレクションを並べる部屋や映画鑑賞部屋などが挙げられます。生活に必要な部屋以外に趣味を存分に楽しめる空間を確保すれば、生活の満足度が向上するでしょう。

4人家族には平屋の選択肢もある

ここまで2階建て住宅を中心に解説してきましたが、4人家族ならば平屋の選択肢もあります。

近年平屋は非常に人気が高まり、終の棲家にするならどちら?という問いに以下のように、69%の方が平屋と回答しています。(2015年・フリーダムアーキテクツ調査)

2階建てと同じ面積にする場合には、平屋は広い土地が必要です。そのため、5人家族や6人家族だとそれぞれの居室を確保するのが困難ですが、4人家族ならば対応しやすいでしょう。

本章では平屋で4人家族が生活するのに必要な坪数や、平屋のメリット・デメリットについて解説します。

【平屋】4人家族が生活するのに必要な坪数

4人家族が平屋で生活するのに必要な坪数は、約30坪です。2階建ての場合は各居室への移動のために廊下を作る必要がありますが、平屋ならばリビングと居室を隣接させるなど廊下部分を減らす工夫ができるため、必要な坪数を抑えられます。

30坪の建物面積があれば3〜4LDKの間取りを作れるため、4人家族で快適に生活できるでしょう。

平屋のメリット・デメリット

平屋のメリット・デメリットは、以下の表の通りです。

メリット デメリット
● 効率の良い生活動線にできる
● 段差が少なくバリアフリー化しやすい
● 家族とコミュニケーションが取りやすい
● 構造が安定する
● 2階建てよりもメンテナンスコストが抑えられる
● 広い敷地が必要
● プライベート空間の確保が難しい
● 日当たりの確保が難しい
● 延べ床面積の割に建築費が高くついてしまう
● 防犯面が心配

平屋は2階建てと違い上下の移動がないため、生活しやすい特徴があります。また屋根のメンテナンスなどで高い足場を作る必要がなく、メンテナンスコストを抑えられます。

また平屋の場合建物の構造上、戸外のウッドデッキと一体感のあるリビングにしたり、天井高を高くとったり、中2階風のスキップフロアを設けるなど開放的な住まいの演出がしやすい点も魅力的です。ワンフロアに生活機能が集中する関係で、家族の会話が増え、コミュニケーションが充実するでしょう。

そして平屋の大きな強みを発揮するのは、子どもが独立して必要な部屋数が減り、年齢を重ねてバリアフリーや介護を意識してからです。4人から2人や1人暮らしになると、2階はほぼ使われなくなりますが、2階がなければその管理は不要で、不要物の物置と化すこともありません。廊下や階段スペースの少ない平屋は動線が合理的なため、バリアフリー家屋として理想的であり、手すりやドアの間口を拡げるなどの改修も最小限で済みます。

しかし、プライバシーの確保や室内の採光、防音などは2階建てよりも配慮が必要です。また広い敷地が必要だったり、建物の基礎部分が多かったりするなど建築時にはコストがかかる点にも注意しましょう。

さらに家族のコミュニケーションがとりやすい反面、プライバシーの確保が難しくなるためどのような点を優先するかを家族で話し合う必要があります。

まとめ

本記事では4人家族が暮らす一戸建てに必要な坪数や、間取りのポイントを解説しました。4人家族がゆとりのある生活を送るには28〜37坪の床面積が必要とされています。ただし、生活するエリアによっても異なるため、あくまでも目安として考えましょう。

間取りを考える際は最低限確保しなければならない部屋に加えて、趣味の部屋など生活を豊かにする空間を作れば生活の満足度が向上します。家庭ごとに予算などの事情が異なるため、どのような点を優先するべきか家族で話し合ってみましょう。

執筆・情報提供

滋野 陽造

保有資格:宅地建物取引士 賃貸不動産経営管理士。
マスコミ広報宣伝・大手メーカーのWebディレクター・不動産仲介業を経て、ライター業・不動産投資に従事。
実務経験をもとに、不動産の賃貸業・売却・購入、暮らしの法令などのジャンルで記事の執筆を行う。

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この記事はハウジングステージ編集部が提供しています。

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