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趣味・生活

2021.09.20

第4回 ペイントDIYで手軽にお部屋をイメチェン!

「お家のDIYって、なかなかハードルが高くてできない……!」という声をよく聞きます。
そんな人にぜひおすすめしたいのが、「ペイントDIY」。壁やドアをペイントするだけで、お部屋の印象はぐっと変わるんです!とてもお手軽で簡単なので、短時間でお部屋のイメージチェンジができますよ。

INDEX

簡単にお部屋をイメージチェンジ!『ペイントDIY』

「お部屋の壁をDIYしたい!」というニーズは、ここ最近でとても高まっています。
長く暮らしていると数年で壁が汚れてしまうこともあります。特に小さな子どもがいる家庭では、壁紙に落書きされることも。そうなると、なかなか汚れが落とせなくて苦労しますよね。そんなとき、おすすめなのが壁の「ペイントDIY」です。
ペイントDIYのほかにも、壁紙の貼り替え・漆喰や板壁に施工するなどさまざまな方法がありますが、もっとも手軽で失敗が少ないのが、「ペイントDIY」です。

わが家でも、壁紙が汚れてしまい、拭いてもとれない場合や、「気分転換にお部屋の雰囲気を変えたい!」という理由で気軽に壁をペイントしています。

こちらは、キッチンの壁の1部を白からベージュに塗り替えてイメージチェンジした箇所。1㎡程のスペースなので、ペイントにかかった時間は、拭き掃除や養生の時間を入れても1時間ほどで完成しました。

こちらはリビングの建具。DIYで作った窓を装飾する飾り窓枠ですが、色が変わるとこんなにもイメージが変わるんです!

当時はダークな配色のお部屋が好きで、ダークグレーでペイントしましたが、最近は明るいリビングにしたいと思うようになり、白く塗り替えました。
濃い色から白くするときは塗料を1度、剥がすという方法もありますが、2〜3度塗りでしっかりと塗れば、剥がさなくてもペイントできます。

お部屋を明るくするなら白い塗料がおすすめ

お家の構造や間取り上、電気をつけないと、窓からの自然光が部屋の奥まで届かない場合もあります。お部屋を少しでも明るくしたい場合、壁や天井の色は白がおすすめ。
白い壁はシンプルでどんなインテリアのスタイルにも対応できるので、人気があります。白色の壁はその色自体が明るいだけでなく、光を反射してくれるので空間が明るくなります。白だけでは物足りない方は、1面だけアクセントカラーを塗るのもおすすめです。

こちらは、以前に空き家のデザインプロデュースをさせていただき、DIYでリノベーションしたときの写真です。

最初は暗かったお部屋がペイントで見違えるように明るくなりました。

海の近くなので、ビーチスタイルにデザインし、ベースは白い塗料でペイントして明るさをとり、1部の壁にアクセントカラーとしてライトブルーを塗りました。

アクセントカラーでペイントしない場合でも、小物や家具で色を入れて楽しむのもおすすめです。

好きなだけお絵描きできる!黒板塗料をペイント

壁紙の上から塗るだけで黒板のようにチョークで書ける塗料もあります。特に子ども部屋に使用するのがおすすめです。「壁に落書きしたらダメ!」から、「好きなだけお絵描きしていいよ~」に様変わり。成長期の子どもにとって、のびやかに自由に表現できるお部屋になるのではないでしょうか。
子どもが成長して黒板が必要なくなったら、また好みの色で上からペイントすることもできます。

またここ数年、リモートワークで働く人が増えています。黒板塗料を使ってお部屋の1面の色を変えて、オンラインミーティングの背景にすることもできます。黒板にメモしたり、スケジュールを書いたりと、メリットがたくさんあるので、お家でのリモートワークスペースにもおすすめです。

わが家ではドアを黒板塗料でペイントして、お部屋の名前を書いてデザインとして見せています。

壁紙のペイント方法

階段上の腰までの壁、写真で見ると手前にあるライトブルーの壁紙をアンティークなピンク色に塗り替えていきます。

《道具》

  • 刷毛やローラー刷毛
  • トレイ
  • マスキングテープ
  • マスカー
  • ビニール手袋

《塗料》
ミルクペイントforウォール(室内壁用)

1. 塗装しない部分をマスキングテープで保護し、マスカーやマスキングテープで養生します。

塗る前に、しっかりと拭いて汚れやホコリを落としておきましょう。

2. 端などの細かい隙間部分は刷毛で塗り、大きな面はローラーで塗っていきます。

塗料の「ミルクペイントforウォール」は壁紙の上から直接ペイントできます。抗菌、防カビ、消臭効果があり、クリーニング機能や不燃性能が高く、塗ると黒板仕様になる性質もあります。
トレイは専用のものでなくても、食品トレイをきれに洗ったものを使ってもOK。

2度塗りしたら完成です。

ドアのペイント方法

続いては、ドアのペイントDIYをご紹介します。

《塗料》

  • スーパー万能密着クン(プライマー下地)
  • ミルクペイント壁用

1. まずは、塗る部分をしっかりと拭いて汚れやホコリを落とします。それから塗装しない部分をマスキングテープで保護します。

2. プライマーを塗ってしっかりと乾燥させます。

こちらの引き戸は表面が樹脂の化粧シート仕様になっています。このような樹脂系のシートや木製でも、艶系のコーティングをされている塗装などの場合、そのまま塗料を塗ると後に剥がれてきてしまうことも。ほかに直接塗れない素材には、ステンレス、アルミ、ガラス、タイルなどがあるのでご注意を。
そのような素材に塗装するときに使うのが、プライマーです。プライマーを下地に塗ると塗装が可能になり、剥がれにくくなります。

3. お好みの塗料を塗ります。細かい部分は刷毛を使い、大きな面はローラー刷毛を使うと早いです。

4. 1度塗りの段階ではムラがあっても大丈夫。2度塗りするとムラがなくなりきれいに仕上がります。

もし塗る前の色が濃く、塗り替える色が薄い色の場合は、2度塗りでも少しムラができることがあります。そのような場合は3度塗りをおすすめします。

乾燥時間は塗料の種類やメーカーによって異なりますので、それぞれの塗料の説明に従ってお使いください。

5. マスキングテープを剥がして完成です。

ペイント前と比べると雰囲気が変わりました。

ほかにも、わが家の洗面所横のドアをペイントしました。

色を変えるだけでなく、テープで貼れる額縁をドアに貼ってからペイントすると、雰囲気もぐっと変わります。

DIY初心者の方でも失敗が少ない「ペイントDIY」。ぜひ、お部屋の壁やドアのちょっとしたスペースからはじめてみてくださいね。

執筆・情報提供

執筆:DIYクリエイターchiko

20年前に購入した、築10年の中古住宅を修繕する為にはじめたDIYにのめり込み、家具や雑貨も制作を開始。ブログやSNSや動画で作り方を発信したところ、そのスタイルが認められ著書を出版。雑誌、テレビやラジオのDIY企画にも多数出演。活動の場は全国へと広がり、現在は新築モデルルームのデザインや、DIY工房、空き家DIYプロデュースなど多岐にわたり活動中。


・著書『let's diy! カフェみたいなお家を作ろう』宝島社
・インスタグラム wagonwork 6.6万フォロワー
・ライブドア公式ブロガー http://wagonworks.blog.jp/

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