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住宅のマネーと制度

2019.03.29

リビング、みんなで過ごす場所のこと

今どきママの「我が家」拝見! vol.03(後編)

 
 
<こちらもおすすめ>
vol.3(前編)大人も、子どもも楽しく過ごせる家づくり

 
 

Y.Kさん(東京都在住)
ご主人、小学3年生、小学6年生の男の子の4人家族。5年前、長男の小学校入学に合わせてマイホームを新築。ハイセンスな見た目と実用性、そして居心地のよさの三拍子揃った、親子ともに快適に過ごせる空間で暮らす。

INDEX

キッチンカウンターを中心に家族の気配が感じられるリビングに

三面の窓からたっぷりと光が差し込む開放的なリビング。ここで食事をしたり、くつろいだり、宿題をしたり……家族の姿がいつも見渡せるキッチンカウンターが、Kさんの定位置です。

「間取りを考える上で最も重視したのが、リビングを見渡せるオープンキッチンにすることでした」と話すKさん。

家を建てるきっかけとなったのが、前に住んでいた家で感じていた使いづらさだったといいます。

「キッチンがリビングから孤立していて、子どもたちの様子が見えないことがストレスでした。バスルームは1階、洗濯を干すのは3階と、動線的にも不便を感じていましたね」。

そこで、キッチンカウンターを中心にして家族の気配が感じられ、家事がスムーズにできる家を建てることを決断。半年かけて、理想の土地にめぐりあいました。

「キッチンのすぐ隣にはバスルームを配置し、カウンターの近くに勉強机を作りました。子どもと話したり宿題を見たりすることも、家事の手を止めずにできるのがラクです」

オープンキッチンにして、友人を招く機会もグッと増えたそうです。引込み窓をフルオープンにしてリビングとデッキをつなげ、バーベキューを楽しむこともあるのだとか。

「みんなでワイワイ作って食事して……間取りが変わるだけで、暮らしもこんなに変わるものなのかと思いました」。

大勢で作業できるようにと、カウンター内は広く、キッチンカウンターは大きめのものを選んだそう。「カウンターでは、子どもたちと一緒にピザを作ったり、遊びに来たママたちと餃子を作ったりしています」。普段使いの食器類は両面から開く吊り戸棚に収納して、取り出しやすく。

子どもの生活習慣を考えた仕掛けと親子のコミュニケーションが続く工夫

リビングでひと際存在感を放つ、テレビを囲むようにして設置された造り付け家具は子どもだち専用のロッカーであり、エアコンの目隠しにもなっています。

「“ただいまー”と帰ってくると、子どもはリビングにランドセルや荷物を置きますよね。わが家でもきっとそうなるだろうと見越して、設計当初の段階でお願いしました。

モノの定位置を決めることで、自然と整理整頓ができるようになるといいいなぁ……という願いも込めて(笑)。雑多なモノが散らからず、朝ごはんを食べたらすぐに登校準備ができるのが利点です。時間割りもここでしています」。

また、リビングと廊下をつなぐ扉には、すりガラスではなく、あえて透明のガラスを採用したそうです。

「この春から長男が中学生になり、今後は親子関係も少しずつ変化し、コミュニケーションも変わっていくだろうと思っています。
そんな中でも、できる限り顔を突き合わせる空間や時間を大切にしたいと思い、玄関から自室に直行する場合でも、リビングから子どもの姿が見えて、“おかえり”が言えるようにしたいと思い、選びました」。

どこまでもスタイリッシュで洗練されたKさん宅のリビングを見ていると、一瞬、ふたりの男の子がいるご家庭であることを忘れそうになります。しかし実際は、子どもたちを思う親心がいたるところに感じられる空間でした。

子ども専用ロッカーの内側。「好きなシールをベタベタ貼るなど、ここは自由にしていいよと言っています」。子ども部屋があるとはいえ、今はまだ兄弟ふたりの生活空間はリビング中心なので、学校の道具はここにひとまとめにするのが効率的。

リビングの三面窓は道路に面していますが、近隣に暮らす方以外の通行はほとんどないため、全面ガラスを選んだそうです。春や秋など、穏やかな季節は引き込窓を開けて過ごす日も多いのだとか。

「今どきママの「我が家」拝見! 」シリーズ

vol.1(前編)家族みんなでゆったり快適な「おうち時間」
vol.1(後編)子どもの感性を育むこだわり

vol.2(前編)夫婦の理想を叶えた家づくり
vol.2(後編)家族の習慣を変えた住まいの実現

vol.3(前編)大人も、子どもも楽しく過ごせる家づくり
vol.3(後編)リビング、みんなで過ごす場所のこと

vol.4(前編)子どもとペットの仲良しスペースのつくりかた
vol.4(後編)みんなで過ごすお気に入りのスペース

vol.5(前編)子どもを育むお庭のあるお家
vol.5(後編)子どもたちがのびのび走りまわれる空間づくり

vol.6(前編)お互いの存在を感じながらも思い思いに過ごせる工夫
vol.6(後編)「飾る」と「しまう」の調和がとれた暮らし

vol.7(前編)この土地との出会いが導いた平屋の家
vol.7(後編)白い家だからこそ色が映える楽しい空間に

vol.8 二世帯住宅がお互いの心地よさを叶える

vol.9(前編)家族の時間もひとりの時間も心地よく過ごせる住まい
vol.9(後編)好きなものだけを厳選したこだわりのインテリア

vol.10(前編)家族みんなが心地よく暮らせる家づくり
vol.10(後編)理想の住まいで、家族の笑顔が広がるおうち時間

vol.11(前編)路地庭を介して街とゆるやかにつながる家
vol.11(後編)屋根庭で過ごす家族や仲間との団らんのひととき

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